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「第1軍司令官の失態は事実無根」 国防部が1ヵ月間沈黙

「第1軍司令官の失態は事実無根」 国防部が1ヵ月間沈黙

Posted November. 01, 2014 03:35,   

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国防部が、先月更迭された申鉉惇(シン・ヒョンドン)前第1軍司令官が飲酒によって恥ずべき行動をしていないことを確認しても、これを公開せず、論議が起きている。

国防部関係者は31日、「韓民求(ハン・ミング)国防部長官の指示で、情報提供者と軍関係者などに確認した結果、申前司令官の飲酒醜態はなかったことが把握された」と明らかにした。申前司令官が母校での講演の後、酒を飲んで部隊に戻り、高速道路のサービスエリアに立ち寄った。この時、随行員の警護に行き過ぎはあったものの、民間人との身体接触やもめごとがあった事実はなかった。泥酔状態で戦闘靴をいい加減に履き、憲兵に背負われてトイレを行ったという報道内容も事実ではないと、同関係者は伝えた。

同関係者は、「当時、服装が乱れていたのも、旧型の戦闘服と違って新型の戦闘服は上衣をベルトの外に出して着る方式だが、情報提供者が(服装不良と)見て通報した」と説明した。当時、申前司令官の戦闘服の上衣のジッパーは20センチほど下がり、戦闘靴の片方のジッパーも少し下がった状態だったと、同関係者は伝えた。

国防部監査官室は今月初め、このような事実を把握したが発表しなかった。軍関係者は、「申前司令官が転役したうえ、正式な監査ではないため発表しなかった」と説明した。しかし、一部では、未確認の内容を根拠に大統領府と国防部が4星将軍を不名誉転役させたという批判が起こっていることを意識し、隠そうとしたのではないかという指摘が出ている。

国防部は同日、関連資料で、「申前司令官が講演の後すぐに復帰せず、飲酒会食の後に乱れた姿を見せ、軍の信頼を失墜させた」とし、「(飲酒醜態など)事実と異なる内容が報道されたことについては、第1軍司令部で積極的な説明をしなかった」と明らかにした。