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受験生ら、出題ミスで損害賠償請求の動き

受験生ら、出題ミスで損害賠償請求の動き

Posted November. 01, 2014 03:35,   

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大学修学能力試験(日本のセンター試験)の世界地理科目の出題ミスで被害を受けた生徒らと教育界の関係者らは、「遅れたものの歓迎する」という反応を示している。

世界地理8番問題の出題ミスを初めて主張し、行政訴訟を起こしたバク・デフン元EBS講師は、「成績に間違いがあり、浪人をして、学校のレベルを下げて入学した生徒らの失われた1年間を思えば、今もかわいそうな気がする」とし、「生徒らが実際に救済されるのを目にしてこそ、喜ぶことができるだろう」と話した。西原(ソウォン)大学地理教育学科のソン・ホヨル教授は、「地理学界の従事者の1人として、問題が持ち上がった時に解決できず、残念だと思ったが、今でも、問題が解決されたのは、幸いなことだ」と感想を明らかにした。

被害生徒らを中心に、「失った1年間」についての損害賠償の請求も相次ぐ見通しだ。昨年、世界地理8番を間違っていたキム・ジュンテ氏(19)は、「すでに別の大学に通っており、学校を変えるのも容易ではなく、慰謝料や損害賠償を請求するつもりだ」と話した。韓国教育課程評価院を相手に、行政訴訟を起こしたキム・ヒョンチョル弁護士は、「被害生徒らへの救済案は、等級調整のみ行うということだが、浪人したり、低い点数に合わせて大学に入った生徒らは、1年間被害を受けたことになる」とし、「慰謝料を始め、財産的損害への補償を求める民事訴訟を、今年中に起こしたい」と明らかにした。