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韓国警察、米国と協調し児童ポルノ10万件を摘発

韓国警察、米国と協調し児童ポルノ10万件を摘発

Posted October. 31, 2014 03:04,   

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韓国警察は、米国土安全保障捜査局(HSI)との捜査協力を通じて、児童ポルノを流布したり所持してきた者を多数摘発した。ソウル地方警察庁・サイバー犯罪捜査隊は13年11月から今月まで、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や動画サイトなどに、児童または青少年が登場するわいせつ物を掲載・流布したり、これを所持した疑い(児童・青少年性保護法律の違反)で117人を摘発し、このうち会社員のソン某容疑者(46)など74人を書類送検したと発表した。満14歳未満で刑事未成年者である小学生33人と、軽い犯罪の中高生10人は立件されなかった。

今回摘発された約10万件の児童ポルノは、警察が米HSI韓国支部との協力を通じて挙げた成果といえる。警察庁は昨年8月、米HSIと捜査資料の共有に関する了解覚書を締結した。グーグル、ツイッターなどのインターネット事業者が児童ポルノを発見し、全米失踪・被搾取児童センター(NCMEC)に通報すれば、警察がHSIを通じて掲載者の位置やインターネット住所(IPアドレス)などのような情報を提供される。実際ソン容疑者の場合、米HSIが児童ポルノ販売サイトを開設しようする動きを捉え、通知を受けた警察がソン容疑者の携帯用USBメモリーやノートパソコンなどから児童ポルノ3万8000件余りを発見し検挙した。かつて、米捜査機関に一々協力を要請し、SNS上の児童ポルノを捜査していたことに比べると、捜査が一層容易になった。

捜査過程で浮き彫りになった小学生の児童ポルノ流通の実態も問題として指摘されている。今回立件されなかった小学生33人(全体の28.2%)は実際、自分の裸体写真などを撮影し、フェースブックやツイッター、ユーチューブなどに流通させていたたことが発覚した。警察の関係者は「ツイッターのフォロワー数を増やすなど、友達に自分を誇示しようとする狙いからこのような状況が生じている」とし、「一度流布した情報は、永久削除できないことを忘れてはいけない」と強調した。