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7100万ウォンで売った絵画、実は186億ウォン価値の名画

7100万ウォンで売った絵画、実は186億ウォン価値の名画

Posted October. 29, 2014 03:17,   

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本物ではないというオークション会社の言葉を信じて、安値で絵画を売った英国人男性が、あとで、その作品が1100万ポンド(約186億ウォン)もする本物だという言葉に、憤って訴訟を起こした。

英BBC放送によると、ランスレット・ドワイツ氏は、自分の家門が所蔵していた16世紀のイタリア画家・カラバッジョの作品を、06年、サザービズを通じて、4万2000ポンド(約7100万ウォン)で売った。

サザビーズは、オークションにかける当時、この絵画は、カラバッジョの作品「トランプ詐欺師」を偽造したものだと判断した。しかし、この絵を買い付けた英国著名芸術収集家のデニス・マフン卿は、あとでこの絵が本物だと主張し、1100万ポンドの価値があると評価した。腹が立ったドワイツ氏は最近、サザビーズを相手に訴訟を起こした。サザビーズ側は、「最高の鑑定士たちが絵を評価した」とし、偽作だという判断に変りは無いと立ち向かっている。

どっちの主張が正しいかは、まだ分からないが、ドワイツ家族は、1950年も、カラバッジョの絵画1点を、ニューヨークメトロポリタン博物館に売ったことがあり、本物の可能性が高い。

イタリア初期、バロック時代の代表的画家のカラバッジョは、光と影との対比をうまく表現した画家であり、17世紀の欧州絵画の先駆者と評されている。彼が残した作品は現在、50数点に過ぎず、大変価値が高い。