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「左遷説」の崔竜海書記、金正恩第1書記の最側近にカムバック

「左遷説」の崔竜海書記、金正恩第1書記の最側近にカムバック

Posted October. 25, 2014 03:32,   

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40日間姿を現わさなかった北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が最近北朝鮮メディアに登場した後、北朝鮮のパワーエリートの序列に変化があった。まず、今年5月、総政治局長から退き、左遷説が流れた崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党書記が、金第1書記の最側近に再び浮上した。

北朝鮮の労働新聞は24日、金第1書記が「朝鮮人民軍第526大連合部隊と第478連合部隊の実働訓練を指導した」と報じ、崔書記を随行者として最初に紹介した。「崔竜海労働党書記と呉日晶(オ・イルジョン)労働党部長が同行し、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長、李永吉(イ・ヨンギル)総参謀長が迎えた」と伝えた。これまで、北朝鮮メディアは崔書記よりも黄軍総政治局長を先に紹介していた。

崔書記は、総政治局長から退いた後、軍への視察に同行しなかった。世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン研究委員は、「崔書記が軍訓練の視察まで金第1書記に随行(6回)したことは、崔書記に対する金第1書記の信任が特別だという証拠」と話した。金第1書記の再登場後の黄軍総政治局長の随行回数は5回

呉労働党部長も注目される。以前は、金第1書記の随行者として北朝鮮メディアに登場したことがほとんどなかったが、金第1書記の再登場後、軍訓練視察(2回)にすべて同行した。専門家たちは、呉部長が軍事部長に任命された可能性が高いと見ている。崔書記と呉部長いずれも、パルチザン世代(崔ヒョン元人民武力部長、呉ジンウ元人民武力部長)の息子だ。

労働新聞が、玄永哲人民武力部長、李永吉総参謀長の順で紹介したことも注目される。これまでの序列は、総参謀長、人民武力部長の順だった。玄部長に対する金第1書記の信任が厚いことをうかがわせる。

チョン・ソンジャン委員は、「崔書記と玄部長は、20010年9月に金第1書記から大将の称号を受けた時に一緒に大将に昇進した金第1書記の核心側近だ。金第1書記が足の手術の後、完全に回復していない状況で、彼らに対する依存度が高くなっている」と分析した。