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「セウォル号引き揚げ」初めて切り出した行方不明者家族

「セウォル号引き揚げ」初めて切り出した行方不明者家族

Posted October. 25, 2014 03:32,   

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全羅南道珍道(チョンラナムド・チンド)にとどまっているセウォル号行方不明者の家族が初めてセウォル号の引き揚げについて言及した。行方不明者家族は、「即時の引き揚げについて話しているのではない」と言うが、これまで引き揚げを拒否してきた立場に変化が見られ、注目される。現在、セウォル号の行方不明者は10人。

23日午後、珍道郡庁の記者会見に出席した行方不明者家族は、最後の捜索方法の一つとして、セウォル号引き揚げを議論していると明らかにした。セウォル号行方不明者家族の法律代理人の鞖義哲(ペ・ウィチョル)弁護士は、「行方不明者の家族はセウォル号の引き揚げについて前向きに心の準備をしている」と話した。

ただ、一部の行方不明者家族は、すぐに引き揚げるということではないと主張した。ある行方不明者家族は、「いつかは(沈没したセウォル号を)引き揚げるだろうが、まだ時期尚早だ。今は捜索が優先だ。政府も(捜索が)可能だと言った」と述べた。

行方不明者家族代表のファン・インヨルさんは、「セウォル号の捜索終了や引き揚げといった重要な問題は、皆が賛成しなければ進められない」と強調した。しかし、別の行方不明者家族は、「強硬な少数の家族のために、多数の意見を除外することはできない」とし、多数決で引き揚げが決定される可能性を示唆した。海洋水産部はセウォル号の引き揚げに慎重だ。海水部関係者は、「行方不明者家族の意見が最も重要だ。彼らが引き揚げを要請すれば、検討に入る」とし、「ただ、セウォル号の行方不明者の捜索が終わっても、(引き揚げに関する)技術的な検討など手続きが必要であり、すぐに引き揚げに着手することはできない」と述べた。