世界的に見て、韓国の図書価格はどれぐらいの水準なのだろうか。出版業界は、海外の先進国に比べると、高くはないと主張している。
韓国出版人会議によると、図書定価制の施行以来、国内で発刊される図書の平均価格は１冊当たり１万３０１０ウォンだ。図書定価制改定による最大割引率１５％を適用した数値だ（表参照）。
一方、米国は図書１冊の平均価格が８７．５１ドル（約９万５０００ウォン）と７倍以上、ドイツは２５．７１ユーロ（約３万６６００ウォン）と２倍以上高い。日本も１冊当たりの平均価格は１４０７円（約１万５４００ウォン）と、約２０００ウォン高かかった。英国は７．６９パウンド（約１万２８００ウォン）で韓国と似たような水準だ。
しかし単純には比較できないというのが専門家の説明だ。韓国は安価な文庫本がなく、生活に余裕のない読者にとっては、選択の機会が少ないからだ。米国の場合、ほとんどの書籍が高価なハードカバーだけでなく、大衆的なペーパーバック（ｐａｐｅｒｂａｃｋ）でも出版され、その平均価格は６．８ドル（約７４００ウォン）と安い方だ。日本も文庫本の平均価格は１１０９円（約１万２２００ウォン）と、韓国より安価で買える。
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