Go to contents

三星重工業、水中船体清掃ロボットを開発

三星重工業、水中船体清掃ロボットを開発

Posted October. 22, 2014 10:15,   

한국어

三星(サムソン)重工業は21日、水に浸かった船体の下部を清掃できる水中船体清掃ロボットを開発したと発表した。同ロボットは、水中センサーにより水の中でも一定の深さと方向を維持でき、障害物を回避することもできる。ブラッシュで有機物を取り離してはフィルターで完全回収するため、水質汚染の恐れもない。

これまで造船所では、船舶を顧客に引き渡す前に清掃をするため、岸壁に係留中の船舶をドックに再び入れなければならなかった。この作業を「リドッキング(Re−docking)」というが、通常1週間もかかる。船舶が海水に浸かっている間、船体にくっついたフジツボのような有機物を取り除くのに必要な作業だ。

しかし、水中船体清掃ロボットは、船舶が停泊した状態で有機物を除去できるため、リドッキング作業を行う必要がない。従って約一週間の時間を節約でき、リドッキングに必要な盤木の設置や曳航などの工程が要らないため、コスト削減の効果も期待できる。三星重工業は11月から、液化天然ガス(LNG)船の建造作業にこのロボットを投入する計画だ。

同社の関係者は「ロボットによるコスト削減・生産性向上の効果は、LNG船受注市場での競争力アップに貢献するだろう」と述べた。