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40日ぶりに杖をついて現れた金正恩氏

Posted October. 15, 2014 04:34,   

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健康不安説などが飛び交っていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が14日、40日ぶりに官営メディアを通じて杖をついた姿で現れた。公開活動を再開し、健在ぶりを誇示した。

朝鮮中央テレビなど北朝鮮メディアは同日、「金正恩同志が、新しく建てた衛星科学者住宅地区を現地指導した」とし写真を掲載した。現地指導には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、崔泰福(チェ・テボク)、崔竜海(チェ・リョンヘ)党書記、韓光相(ハン・グァンサン)党財政経理部長、キム・ジョングァン人民武力部副部長が同行した。

しかし、金第1書記は腰の高さの黒い杖をついて現れ、足首の手術からまだ完治していないことがうかがえた。政府関係者は、「ひとまず失脚説を払拭させるためと考えられる」とし、「杖をついて現れたのは、それだけ急いでいたと見ることができる」と分析した。

朝鮮中央テレビは同日午後から4回にわたって金第1書記が平壌(ピョンヤン)に建設された科学者住宅団地である衛星科学者住宅地区を現地指導したことを放送した。ただ、映像ではなく数十枚の写真を流した。まだ完治していない足を引きずる金第1書記の映像を公開することを避けるためと見える。金第1書記が現地指導した日は具体的に明らかではないが、前日の13日と推定される。公開された写真の金第1書記の表情は明るく、多少やせたようで、左手で杖をついていた。一方、金第1書記が最初の訪問先に選んだ衛星科学者住宅地区は、北朝鮮の核・ミサイル、航空宇宙科学分野の科学者の居住空間だ。