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法王が性講義を? 聖職者らと一緒に「性生活の楽しさ」講演に参加

法王が性講義を? 聖職者らと一緒に「性生活の楽しさ」講演に参加

Posted October. 09, 2014 03:20,   

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フランシスコ法王(写真)が、世界各国から集まってきた枢機卿や司教らと一緒に、「性生活の楽しさ」について、講義を受けた。

豪州シドニーに住むロン・ピロラとマービス・ピロラ夫婦は6日、ローマのバチカンで、法王を始め、幹部聖職者200人あまりの前で、55年間結婚生活を保ってきた秘訣について、ほかならぬ「性的魅力だ」と説明した。ピロラ夫婦は、「キリストを中心にしている我が夫婦の神聖な関係で、最も重要なのは性的親密感であり、結婚生活は充実な性的関係の表現で行われる性的聖餐ということに気付いた」と話した。

独身の法王や幹部聖職者に限られた聴衆たちは、やや戸惑った。ビンセント・ニコルス枢機卿(英国)は、「我々司教らが口にしないテーマではないか」としながらも、「結婚生活の幸せを認識するのに役立った」と語った。

法王庁は5日から、「性と家族」をテーマに、離婚や避妊、人工中絶、同性愛など、カトリックで禁じてきた問題について、集中的に討論する世界司教対議員会議(シノド)を2週間の日程で開いている。討論の話題の提供のために招かれたピロラ夫婦は同日、信心深いカトリック信者の友人夫婦が、クリスマスの家族の集まりに同性愛者の息子がパートナーを連れてきたが、「うちの息子だから」と声をかけ、温かく迎えた事例を紹介したりもした。

しかし、ピロラ夫婦の講演について、一部の司教は法王庁が性生活を巡り、教理をまとめようとしていることに、不満を表している。法王庁は、人為的産児制限に反対するという見解を明らかにした1968年のパウロ6世法王の勅令以降、性や家族関連の話題について保守的な態度を固守している。「家族の声」という団体は、「同性愛者を夫婦として認めることは、教会を潰すことだ」という声明を出した。フランシスコ法王は来年10月までに、これについて議論を続けた後、結論を出す予定だ。