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外国人記者が評価する仁川アジア大会のあれこれ

外国人記者が評価する仁川アジア大会のあれこれ

Posted October. 03, 2014 03:13,   

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14年仁川(インチョン)アジア大会を取材している外国人記者たちは、今大会を5点満点に4点と評価した。「今大会で好印象を受けたため、18年平昌(ピョンチャン)冬季五輪のときにも取材に来たい」という意見はこれより高い4.46点だった。

韓国内メディアの一部の報道だけを見ると、今大会は「仁川運動会」と呼ばれても仕方がない。しかし、海外メディアの評価はそれほど厳しくない。このような違いはどこからくるのだろうか。メインプレスセンター(MPC)など、現場で会った外国人記者25人を対象に、匿名を前提としたアンケート調査とインタビューを行い、仁川アジア大会に対する評価をお願いした。

計7つの項目について意見を尋ねた結果、最も高い評価を受けたのは「競技場の施設」だった。ある日本人記者は、「約10年間複数の総合大会に参加したが、仁川アジアード主競技場ほど施設のいいところは見たことがない」と述べた。最高の競技場を訪ねた質問で、主競技場は最多の15票を獲得した。評判が最も悪かったのは連喜(ヨンヒ)クリケット競技場(7票)だった。バングラデシュ人記者は「クラケット試合に対する理解ができていない状態で、競技場を建てたようだ」と述べた。

その次ぎに高い成績がつけられたのは、仁川市民たちが見せた市民意識だった。外国人にできるだけ親切に接しようと努力する姿が印象的だったという。あるインドネシア人記者は「これまで仁川は、飛行機の乗り継ぎのため空港にしばらく止まる場所に過ぎなかった。しかし今回、夜遅くタクシーが拾えず途方に暮れていたとき、自ら進んで助けてくれた市民のお陰で、容易にメディア・ヴィレッジに戻ることができた」とし、「また今度仁川空港で乗り継ぐことがあれば、一晩泊まりたい」と話した。

一方、交通や食べ物に対する評価は2点台に止まった。シャトルバスの運行間隔が乱れがちな上、スケジュールが変わってもきちんとお知らせすらしないというのが主な不満事項だった。また、取材中、簡単な食事のできるところが少ないという声も多かった。ある中国人記者は「中国人は海外旅行に行くとカップ麺を食べ過ぎて臭うほどであるため、習近平首席が『カップ麺はいい加減食べて下さい』とまで話した。しかし、今回は本当にカップ麺のほかに、食べるものがない。人生で一番カップ麺を食べている」と話した。

進行スタッフとのコミュニケーションに苦労しているという意見も少なくなかった。ヨルダンから来た記者は「厳然たる国際大会なのに、英語のできる人が少な過ぎるという気がする。また、大会の至る所に書かれた英語の表記にも間違いが多く笑ってしまう」と話した。