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ローマ法王、「韓国で私も慰められた」 廉枢機卿がバチカンで再会

ローマ法王、「韓国で私も慰められた」 廉枢機卿がバチカンで再会

Posted October. 01, 2014 03:09,   

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「韓半島の平和のためには南北の小さな出会いが重要です」。

8月に訪韓し、韓国社会に大きな反響を起こしたローマ法王と天主教ソウル大教区長の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿が、5週間ぶりにバチカンで再会した。

ソウル大教区は30日、廉枢機卿が25日(現地時間)にバチカン法王庁の法王執務室で、30分間、法王に単独で会ったことを明らかにした。この席で廉枢機卿は、「人道的次元で様々なチャンネルを通じて北朝鮮住民を助ける計画だ」と明らかにし、法王は「うれしい言葉だ。特に南北の頻繁な出会いが重要だ」と述べた。

ソウル大教区は、傘下の民族和解委員会を通じて、北朝鮮関連の様々な活動を展開する計画だ。教区のある関係者は、「数十回北朝鮮を訪れて結核患者を助けたカソリック海外ミッション・メリノール宣教会の韓国支部長、ハム・ジェド神父と結核薬の支援などについて話し合っている」と明らかにした。廉枢機卿は現在、平壌(ピョンヤン)教区長代理を兼任しており、ハム神父は2007年から平壌教区長顧問を務めている。

ローマ法王は、廉枢機卿に韓国訪問の感想を語った。法王は、「韓国での記憶は私の心の中に残っている」とし、「私自身が慰められた時間だった」と述べた。廉枢機卿も、「法王の韓国訪問が、傷つき、葛藤を経験している人々に大きな慰めと癒しになった」と応えた。廉枢機卿は同日、韓国で発行された法王訪韓記念切手と法王訪韓記念コインを贈った。

廉枢機卿は、バチカンで1日から3日に行われる法王庁聖職者省会議と5日から19日に開催される世界主教代議員会第3回特別総会に出席する。4日には、廉枢機卿の名義教会(海外枢機卿が形式的に主任神父を担うローマ教区の聖堂)のサン・クリソゴノ教会で就任ミサを行う。