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金正恩第1書記、潘事務総長に訪朝要請

Posted September. 29, 2014 03:21,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に訪朝を公式に要請したことが明らかになった。第69回国連総会に出席している北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相が27日午後(現地時間)、潘氏と面談した席でこのような招待の内容が含まれた金第1書記の親書を潘氏に伝えたと、国連事情に詳しい複数の消息筋が伝えた。

国連事務総長室も同日、報道資料を出し、「潘事務総長が金第1書記の親書を受け取り、李外相に感謝を表明した」と明らかにした。親書の具体的な内容は公開されなかった。

北朝鮮が国連代表部を通じて潘氏の訪朝を要請したことはあるが、金第1書記の公式の招待は初めて。潘氏はこれまで、「平和で非核化した韓半島の建設のためなら、喜んで訪朝する考えがある」と何度か明らかにしており、金第1書記の訪朝招待を受け入れるか注目される。

国連の周囲では、「金第1書記が潘氏の訪朝を国際社会での孤立から脱却するきっかけにしようとしているのではないか」という見方が多い。潘氏が訪朝すれば、国連事務総長としては史上初の訪朝になる。また、「韓国人国連事務総長」なので、韓国と北朝鮮、韓半島の主な懸案に実質的な貢献をする可能性も高い。国連関係者は、「北朝鮮は『潘氏が韓国人』という点で、歴代のどの総長よりも好感と好意を抱いているようだ」と話した。

韓国政府関係者も、「潘氏は訪朝を強く望んでおり、実際に何度も訪朝を推進したことがある」と強調した。そして、「訪朝の実現は潘氏の気持ち次第だ」と付け加えた。