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北朝鮮、15年ぶりに国連総会に出席、孤独な李洙ヨン外相「手ぶらで帰国」

北朝鮮、15年ぶりに国連総会に出席、孤独な李洙ヨン外相「手ぶらで帰国」

Posted September. 27, 2014 03:39,   

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北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相が、15年ぶりに国連総会に出席したが、芳しくない成績表を持って帰国する見通しだ。李外相は、27日の総会演説の後、帰国する。21日に米ニューヨークに到着して6日が経過したが、目立った活動もなく、事実上「手ぶらで」帰路につくことになる。北朝鮮は、国連に集中するために、サンディエゴで開かれる北東アジア協力対話(NEACD)に参加しなかった。

197の国連加盟国が出席する総会であるため、李外相はこの機に、2国間、多国間会談など様々な活動をするものと予想された。しかし、他国との会談は全く報道されなかった。米国とも接触できなかった。24日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が総会演説の時、北朝鮮代表団と共に最前列に座り、最初から最後まで見ていたのが注目された唯一の事例だった。

李外相のニューヨーク行きには、米国主導の「北朝鮮人権高官級会議」に参加する目的もあった。国際社会に向かって、「北朝鮮に人権問題は存在しない」と広報する機会と考えていた。しかし、米国から「北朝鮮は国連人権委員会の勧告事項を受け入れていない」として参加を拒否された。北朝鮮が書簡で、「私たちの参加を拒否すれば、核問題を含め朝鮮の対米政策を全面的に再検討する必要が生まれるだろう」と警告したが、受け入れられなかった。

李外相は帰国途中、ロシアを訪れ、協力を誇示すると見られる。特に、李外相の訪問を控え、ロシア政府が「北朝鮮も中距離核戦力全廃条約(INF)に加入しなければならない」と述べ、注目される。これは、北朝鮮を核兵器保有国と認めると共に、米国主導のミサイル防衛(MD)体制に対する非難の意図があると見られる。