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パリの名物、「愛の南京錠」、透明パネルで食い止めることができるだろうか

パリの名物、「愛の南京錠」、透明パネルで食い止めることができるだろうか

Posted September. 23, 2014 08:35,   

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世界の恋人がつけた「愛の南京錠」で悩まされているフランス・パリ・セーヌ川の「ポンデザール」(芸術の橋)の保護のための緊急措置が出た。

パリ市当局は19日、ポンデザールの鉄条網となっている手すりの一部を、分厚い透明プラスチックパネルに取り替え、南京錠を付けられないように防いでいる。市当局はひとまず、手すりの2つのパネルを透明プラスチックに取り替えたが、これからもその数を増やしていく計画だ。

ポンデザールに愛の南京錠が付けられ始めたのは、08年からだ。「恋人同士が南京錠をつけた後、その鍵をセーヌ川に投げれば、愛は永遠に続く」という俗説のためだった。155メートルの長さのポンデザールには、この6年間で、54万個を超える南京錠がたわわにぶら下がっている。その挙句、今年6月南京錠の重さに耐えられなくなった手すりの一部が壊れた。手すりの1つのパネルに付けられた錠の重さが500キロもあり、橋の手すりの耐用重量を4倍も超えていると、市当局は試算した。

市当局は最近、ツイッターやインスタグラムにサイトを作り、「ポンデザールで撮った恋人同士の自分撮り」コンテストを開き、錠をつける代わりに、自分撮りをするよう勧めてきた。しかし、これといった効果がなく、橋の手すりを透明なパネルに変えることにしたのだ。

ブルーノ・ジュリアール・パリ市長首席補佐官は、「我々は、パリが『愛の都』であることを大変誇らしく思う」とし、「美しい景観を害せず、別の愛の表現方法を探してほしい」と語った。しかし、観光客らは、ロマンの都市・パリに、愛の南京錠を残せるところを探しに、再び乗り出すだろうという言葉が、すでに出ている。