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中国にも中華風トウガラシ味噌のがあるけど…

中国にも中華風トウガラシ味噌のがあるけど…

Posted September. 06, 2014 09:52,   

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トウガラシ味噌のコチュジャンは中国でも人気がある。今年7月に訪韓した中国の習近平国家主席の妻の彭麗媛婦人が、ソウル東大門(トンデムン)で、コチュジャンを購入し、中国人の韓国コチュジャンへの関心も高まっている。

中国にも、中国流コチュジャンがある。「ラージャン」は、ラー油にトウガラシの種やトウガラシ、ニンニクなどを摩り下ろして入れた中華風トウガラシ味噌であり、炒め物に主に使われる。また、韓国のコチュジャンのように、ご飯に混ぜて食べたり、しゃぶしゃぶ料理のソースとしても使っている。中国人がトウガラシ味噌に馴染んでいる分だけ、韓国流のコチュジャンの販売拡大のチャンスも拡大するだろうという期待が大きい。

実際、農村振興庁が25〜59歳の中国人男女1600人を対象に、北京や上海、広州、青島で、「コチュジャンを巡る中国消費者の認識やその態度」について調査した結果、回答者の91.3%が、「(韓国や中国などの)コチュジャンの購入経験がある」と答えた。コチュジャンを買った経験があると回答した人は、コチュジャンを年平均10.96回購入していた。

彼らは、コチュジャンといえば思い浮かぶ国として、韓国(53.0%)や中国(41.0%)を多く取り上げた。しかし、実際購入するコチュジャンは、中国産(70.7%、複数回答)が、韓国産(58.9%)より多かった。

彼らが、中国産を購入する理由は、「多様かつ品数が多いから」、「中国人の口により合うから」、「流通店で簡単に購入できるから」、「安いから」などだった。

一方、韓国産を購入すという回答者は、「安全で品質が高い」、「特産物だから」などを取り上げた。

回答者らは、「韓国ドラマで出演者らが辛い食べ物を、汗を流しながらもおいしく食べるのを思い出す」など、主に韓国ドラマや韓国飲食店を通じて、韓国のコチュジャンを知るようになったと明らかにした。ただ、彼らが手料理にコチュジャンを使うケースは、ほとんどないことが限界といわれている。韓国飲食店で食べ物を食べたことはあるが、その調理法が分からず、自分で作ることまでは考えていないという説明だ。

彼らは、コチュジャンの点数を100点満点に平均87.5点とつけた。彼らは、韓国のコチュジャンは辛い味は基本であり、甘みやしょっぱさなど、さまざまな味がするので、食べ続けたいという中毒性があるという回答が少なくなかった。

また、韓国のコチュジャンは、ラー油やトウガラシの種などがなくて、中国のコチュジャンに比べ、味がさっぱりしていて、淡白だという評価もあった。

農村振興庁のキム・ジェヒョン発酵食品課長は、「中国で若者層を中心に、四川地域で楽しむ辛い味が、ほかの地域へと広まり、コチュジャンの需要が伸びている」とし、「地元の人たちが韓国のコチュジャンを使って、簡単にできる手料理などを積極的に提案し、コチュジャンの輸出の道を広めるべきだ」と話した。