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政府、「開城〜平壌高速道路」の改善・補修を検討

政府、「開城〜平壌高速道路」の改善・補修を検討

Posted August. 19, 2014 03:43,   

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政府が、2010年の5・24措置で禁止した南北貿易と北朝鮮に対する新規投資の再開を推進する考えを明らかにした。柳吉在(リュ・ギルチェ)統一部長官は18日、国会外交統一委員会の業務報告で、「第2次南北関係発展基本計画−2014年度施行計画」でこのような方針を明らかにした。

統一部は、「環境が整えば、南北経済協力を再開し、北朝鮮に対する投資の許可を検討する」とし、△南北の貿易再開、△既存の経済協力事業の再開、△新規の経済協力事業の段階的推進を説明した。

「環境が整えば」という条件つきだが、△開城(ケソン)〜平壌(ピョンヤン)高速道路と開城〜新義州(シンウィジュ)鉄道の改善・補修、△臨津江(イムジンガン)水害防止事業、△国連食糧農業機関(FAO)との北朝鮮水産業の支援、△統一時代に備えて南北海運の活性化の検討など、北朝鮮へのインフラ投資計画も提示した。政府は、南−北−露の協力による釜山(プサン)〜中国〜ロシア〜欧州を結ぶシルクロード・エクスプレス(SRX)事業の実現に向け、第一段階として2007年に中断された南北鉄道連結作業の仕上げを検討する考えを明らかにした。「グリーンデタント」による南北環境共同体の建設基盤づくりの方針も明らかにし、山林復元モデル事業の推進計画も盛り込んだ。

南北の高官級対話チャンネルの開設と定例化を推進する計画も明らかにした。政府関係者は、「柳統一部長官と金養建(キム・ヤンゴン)労働党書記兼統一戦線部長の『統−統ライン』会談も、定例化の対象に含まれる」と述べた。

また統一部は、今年下半期に、朝鮮王朝実録4大本(4大史庫に保管されている実録)の南北共同展示、高句麗古墳群の南北共同発掘も推進すると明らかにした。

政府は、南北経済協力の再開には「環境が整えば」という前提をつけた。政府関係者は、「5・24措置の解除に向けた南北対話を始める」とし、柳長官は、外交通商委業務報告で、「5・24措置の解除が必要なら、南北が会談のテーブルで議論しなければならない」と述べた。