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4年前に安値で売られたキム・ミンソン、今は「ファン・ジェギュン」クラス

4年前に安値で売られたキム・ミンソン、今は「ファン・ジェギュン」クラス

Posted July. 31, 2014 05:29,   

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4年前は、多めにみても半値だった。2010年7月20日、プロ野球・ネクセンは主力の3塁手、ファン・ジェギュン(27)をロッテに送り、バックアップの内野手としてキム・ミンソン(26)と将来が見込まれる投手、キム・スファ(26=引退)を交換するトレードを発表した。一人の選手を渡して二人をもらったが、「ネクセンが裏金をもらったんじゃないか」という噂が出回った。

しかし、キム・ミンソンは28日、ファン・ジェギュンと並んで2014仁川(インチョン)アジア大会の代表メンバーに名を連ねた。キム・ミンソンが太極(テグク)マークをつけたのは、小学生時代以来のこと。話したいことも多かろうが、キム・ミンソンは「ジェギュンさんと一緒に選ばれたことが何よりも嬉しい」と感想を語った。トレード以降、しばらくは「ネクセンがファン・ジェギュンを売って余裕資金を稼ごうと組み込んだ選手」とも言われた。

トレード後の成績を比較すると、ファン・ジェギュンの活躍が一枚上だったのは事実だ。打率(.283)、本塁打(34本)、打点(240打点)のいずれも、ファン・ジェギュンがキム・ミンソン(打率2割6分5厘、30本塁打、169打点)を上回っている。ただ、二人が並んで1軍のレギュラーになった2012年以降の記録だけをみると、互角という表現がより正確だろう。今のキム・ミンソンは、ネクセンのサポーターたちにファン・ジェギュンへの未練を忘れさせる選手になった。

キム・ミンソンは、今年5月に痔になってから月間打率が1割8分5厘しか出ないほど不振に苦しんだ。言いたくないはずの病名を堂々と(?)公開したのは、「負傷を抱えている選手は代表メンバーに選ばない」という選考基準のためだった。手足の骨折など競技力に致命的な影響を与える負傷ではないことを知ってもらうためだった。治療後は、3割6分6里の高打率で目立った活躍を見せ、自身の負傷は競技力には影響がないことを証明した。恥ずかしさをも押し切った代表入りへの強い思いが、4年ぶりにキム・ミンソンの価値を2倍に高めた。