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ユ・ウォンサン抜擢、ソ・ゴンチャンは脱落 柳仲逸の義理?

ユ・ウォンサン抜擢、ソ・ゴンチャンは脱落 柳仲逸の義理?

Posted July. 29, 2014 03:41,   

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韓国の確実な金メダル種目、アーチェリーの代表選考は最も公正に行われることで定評だ。多くは10回あまりの選考戦と評価戦などを通じて、徹底的に成績だけで選ぶからだ。

野球は違う。客観的な成績は良くなくても、代表チームの状況やポジション面で必要な選手がいる。国際大会の経験やチームワークも無視できない。選手選考を巡って議論が巻き起こりかねない構造なのだ。

韓国野球委員会(KBO)と大韓野球協会が28日、技術委員会を開き、9月に開幕する仁川(インチョン)アジア大会に出場する24人の代表メンバーを発表すると、サポーターの間では選手選考の公正性を巡って議論が起きている。

代表的な選手はLGの中継ぎ、ユ・ウォンサンだ。右腕のユ・ウォンサンは、この日の試合前まで42試合に登板し、3勝3敗10ホールドに平均自責点4.93をマークしている。トップクラスの選手とは言えない成績だ。柳仲逸(リュ・ジュンイル)代表監督(三星)は、ユ・ウォンサンを抜擢した理由について、「シーズン序盤には良くなかったが、後半から調子を上げている。(中継ぎとして)長く投げられる選手だと考えた」と話した。ユ・ウォンサンが7月に登板した10試合の平均自責点は3.38だった。

名だたる選手が布陣する2塁手に、斗山(トゥサン)のオ・ジェウォンが選ばれたのも意外と言える。オ・ジェウォンはソ・ゴンチャン(ネクセン)、チョン・グンウ(ハンファ)、アン・チホン(KIA)など自分より打撃成績で優れているか経験豊富な選手を抜いて主力2塁手に抜擢された。柳監督は、「オ・ジェウォンは1、2、3塁手や遊撃手のいずれもカバーでき、代走者も務まる。使い道が広い選手だ」と説明した。

今季通算打率が2割2分に過ぎないロッテ捕手、カン・ミンホが代表メンバーに選ばれたことや、右腕正統派投手が少ないなか、4勝5敗、平均自責点4.42を記録しているイ・テヤン(ハンファ)が選ばれたことも注目に値する。アマチュア選手では東義(トンウィ)大学投手のホン・ソンムが唯一選ばれた。

柳監督は、「チーム別の割り振りは全く考慮に入れなかった。ベテランが多く落ちたが、リーグを代表する選手たちなので、うまくやってくれると思う。何が何でも金メダルを取る」と語った。

柳監督の言葉通り、金メダルだけが数々の議論を払拭してくれる。24人の選手の中で金メダルを獲得すれば兵役の特典が受けられる兵役を控えている選手は13人だ。