Go to contents

「在韓米軍を攻撃」 北朝鮮が弾道ミサイルを東海に発射

「在韓米軍を攻撃」 北朝鮮が弾道ミサイルを東海に発射

Posted July. 28, 2014 04:48,   

한국어

北朝鮮が26日、黄海道(ファンヘド)地域から短距離弾道ミサイルをまたも発射した。韓国戦争休戦61周年(27日)の前日に在韓米軍基地を狙ったと公言しており、韓半島の緊張を高める武力示威と見える。

27日、合同参謀本部によると、北朝鮮は26日午後9時40分頃、黄海道の長山串(チャンサンゴッ)から北東方向の東海(トンヘ、日本海)上にスカッド系と推定される弾道ミサイル1発を発射した。北朝鮮は13日にも、開城(ケソン)の北朝鮮側から東海上にスカッド系弾道ミサイル2発を発射している。北朝鮮は今回も航行禁止区域を宣言しなかった。このミサイルは約500キロメートル飛び、公海上に落ちた。

北朝鮮は発射翌日の27日、労働新聞を通じて、金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記がミサイル発射を参観したとし、「発射訓練に韓国駐留米軍基地の攻撃任務を担う朝鮮人民軍戦略軍の火力攻撃部隊が参加した」と報じた。韓国軍関係者は、「北朝鮮が在韓米軍を攻撃対象として言及したのは異例だ」とし、「最近、北朝鮮のミサイル発射地点が徐々に南下しているのも、在韓米軍を狙っていることと無関係ではないようだ」と述べた。

長山串は西海(ソヘ、黄海)上の北方限界線(NLL)からわずか11キロメートルしか離れておらず、ペクリョン島と向かい合っている。長山串にはミサイル基地がないため、北朝鮮が移動式発射車両(TEL)を利用してミサイルを発射したと軍当局は見ている。

合同参謀関係者は、「北朝鮮は仁川(インチョン)アジア競技大会に参加すると言いながらミサイルを発射している。典型的な『和戦両様』戦術だ」とし、「8月の乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン韓米連合軍事演習に対する反発の意味が含まれているようだ」と強調した。