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サッカー協会の新技術委員長に李用洙氏、当面の課題は代表監督選任

サッカー協会の新技術委員長に李用洙氏、当面の課題は代表監督選任

Posted July. 25, 2014 03:41,   

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サッカー韓国代表の新監督選任に向けた第一歩を踏み出した。。大韓サッカー協会は24日、新技術委員長に李用洙(イ・ヨンス)世宗(セジョン)大学教授(55・写真)を選任したと発表した。代表監督は技術委員会の推薦を受けて、協会の首脳部が決める。李委員長は、近く新しい技術委員会を構成し、監督候補を人選し、韓国サッカーの青写真を提示する計画だ。

●2002年の4強栄光、もう一度

李委員長は韓日W杯が開かれた2002年に技術委員長を務めている。4強神話を導いたフース・ヒディンク氏を監督として迎え入れるのに重要な役割を果たした。協会は、「李委員長が技術委員会の機能を強化し、サッカーファンの期待に応えるのに適任者だ」とし選任の背景を説明した。

技術委員会は、韓国サッカーの発展方向を提示し、各級代表の競技力向上を支援する役割を担う。これまでの技術委員会が専門性や独立性を欠いていたという批判を意識し、協会は新しい技術委員会の権限を強化すると同時に、独立性も最大限に保障する方針だ。

李委員長は、元江原(カンウォン)監督のキム・ハクボム氏、元仁川(インチョン)監督のチャン・ウォリョン氏とともに技術委員長候補に上がった。李委員長は2002年韓日W杯でベスト4入りを支えた経験がある上、協会の未来戦略企画団長を務めながら協会内部事情にも詳しい、KBS解説委員として活躍し海外のサッカー事情にも明るいことが高い評価を受けてきたことから、早くから選任が有力視されてきた。

李委員長は、協会の執行部に対してもしばしな批判的な声を出すほど強い信念の持ち主だ。李委員量は「韓国サッカーが厳しい時期に技術委員長を引き受けたため心配も多いが、最善を尽くしたい。新監督の選任に関しては、技術委員たちの意見を聞いて決めたい。韓国サッカーの指導者教育システムにも重点を置いて改革を進めたい」と話した。

●どうなる?代表監督選任

李委員長に与えられた当面の課題は、洪明甫(ホン・ミョンボ)前監督に次ぐ新しい代表監督候補の選定あ。一部では、すでに候補グループが絞られたという声も流れている。これに対して協会の関係者は、「新監督の選任は、新しい技術委員会が構成された後に進められる事案だ。まだ監督候補どころか、何も決まっていない」と話した。

協会は、外国人を含めて国内外の20人あまりの候補資料を保有しており、この資料は新技術委員会に提供される予定だ。だが、同資料に含まれていない人物も、いくらでも候補として検討できる。協会は、能力のある海外の監督を迎え入れる場合、必要な予算も大幅に増額できるとの立場だ。

外国人監督を選任する場合は年俸を最大で20〜25億ウォンまで支払うことも考慮に入れているという。米国のユルゲン・クリンスマン監督(27億ウォン)とオランダのルイス・ファン・ハール監督(28億ウォン)が同水準の年俸をもらっている。洪監督は8億ウォンだったとされる。新監督がコーチやトレーナーなどのスタッフを追加で雇用する場合、彼らの年俸まで入れれば、監督関連の年間予算は30億〜40億ウォンまで膨らむことになる。

●臨時指揮官の可能性も

代表チームが今年9月5日にベネズエラ、同8日にウルグアイとの親善試合を控えており、監督選任には時間の余裕がなさ過ぎる。このため協会は、来年1月のアジアカップまで臨時の指揮官体制を稼動する可能性もある。臨時監督の候補には、Kリーグ・蔚山(ウルサン)のキム・ホゴン監督やキム・ハクボム元江原(カンウォン)監督などが取り沙汰されている。