Go to contents

アジア大会の聖火、政府が「白頭山で採火」を検討

アジア大会の聖火、政府が「白頭山で採火」を検討

Posted July. 09, 2014 04:18,   

한국어

政府と仁川(インチョン)市は9月の仁川アジア大会を控え、白頭山(ベクドゥサン)での聖火採火を進めているという。白頭山で採火された聖火は、開城(ケソン)公団や臨津閣(イムジンガク)までの軍事境界線(MDL)を超え、陸路で運ぶことが検討されている。

政府の関係者は8日、「アジア大会で南北代表チームの共同入場や共同応援は難しいが、白頭山での聖火採火は、実現の可能性がある」と明らかにした。仁川市の関係者も、「北朝鮮が関連協議を提案してきたら、北朝鮮側と韓国側(政府・仁川市・2014仁川アジア大会組織委員会)が、実務協議を行うだろう」と話した。

主要関連機関によると、白頭山での聖火採火や奉送は、南北が合意すれば直ちに開始できるほど、準備ができている。組織委は、聖火を白頭山から開城公団までは車で運び、聖火走者が開城公団から軍事境界線(MDL)や南北出入事務所(CIQ)を経て、臨津閣まで聖火を直接奉送する計画をまとめたという。

大会の関係者らは、北朝鮮側の白頭山の天池(チョンジ)で太陽光線を集めて火をつける鏡の採火鏡で聖火を確保したあと、これを安全ランプに入れて、開城公団に運ぶという構想を持っている。組織委の関係者は、「南北関係を象徴する人たちを中心に、白頭山の聖火奉送走者を探している」と話した。

このように運ばれた城頭山聖火は、アジア大会発祥地のインド・ニューデリー国立競技場と江華島(カンファド)・摩尼山(マニサン)で採火された聖火とあわせ、仁川アジア大会のメインスタジアムへと向かう。白頭山での採火合意に失敗すれば、8月13日、仁川市役所前の広場で、ニューデリーと江華島から来た聖火のみあわせる予定だ。

北朝鮮が派遣するアジア大会応援団の動きも注目を集めている。

北朝鮮の応援団は02年、釜山(ブサン)アジア大会の時は、貨物旅客船・萬景峰(マンギョンボン)号で移動し、寝食も解決した。03年、大邱(テグ)の夏季ユニバーシアード大会、05年の仁川アジア陸上選手権大会の時は、高麗(コリョ)航空のチャーター便を利用した。萬景峰号の入港は、厳しく突き詰めれば、「北朝鮮船舶の韓国海域での運航の全面的撤回」を定めた5.24対北朝鮮措置と相反する。しかし、政府関係者は、「(萬景峰号に乗って来るなら)5.24措置にも関わらず、国際スポーツの慣例に照らし合わせ、認めることができる」と述べた