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スマホバッテリー競争が激しい理由は?

Posted July. 08, 2014 04:00,   

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スマートフォンに関心がある人なら、最近バッテリー容量が伸びてきたことを感じられるでしょう。

4月に発売された三星(サムスン)電子のギャラクシーS5のバッテリー容量は、2800mAH(ミリアンペアアワー)です。10年6月に初めて発売されたギャラクシーSのバッテリー容量の1500mAHに比べると、4年間でほぼ2倍に伸びました。

LG電子のGシリーズも同じです。同社が5月に発売したG3は、同様の製品の中では、最大容量の3000mAHのバッテリーを搭載しています。12年8月に発売されたオプティマスGが、2100mAH容量のバッテリーを搭載したことを考慮すれば、2年間で容量が43%も伸びたことになります。

スマートフォン向けバッテリーの容量が早いテンポで伸びている最大の理由は、スマートフォンが「携帯電話」よりは、「PC」の役割を果たす端末として定着しているからです。スマートフォンを通じて働き、楽しむ時間が増え、スマートフォンを作動させるのに必要なエネルギーの容量も、さらに大きくなったわけじゃないですか。

でも、企業各社が我先に、スマートフォン向けバッテリーの容量を増やすのには、別の理由もあります。ほかならぬ、バッテリー産業の成長の可能性のためです。スマートフォンはもちろん、さまざまなウェアラブル(身につけることのできる)機器、電気自動車、モノのインターネット(IoT)などの次世代製品の開発過程で、バッテリーは重要部品となります。

結局、バッテリー技術の力量は、現在販売されているスマートフォンだけでなく、全体的な未来の情報技術(IT)市場の影響力を確保するのに、重要な事案となるでしょう。三星やLGが、グループを上げて、バッテリー技術や市場に関心を持たざるを得ない理由でもあります。

先週訪韓した中国の習近平国家主席のために設けられた製品展示館に、三星とLGが、電気自動車向けバッテリーを展示したのも、同じ線上でのことです。

新しいスマートフォンが出るたびに伸びるバッテリー容量が、便利さを望む消費者だけでなく、企業各社の間でも、さらに重要な見所と位置づけられています。