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中国製素材部品への依存度が過去最高の28.3%

中国製素材部品への依存度が過去最高の28.3%

Posted July. 08, 2014 04:00,   

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素材・部品分野の対日輸入依存度が統計調査が始まって以来、最も低い水準に低下した。一方、品質競争力が急速に高まっている中国製素材・部品への輸入依存度は日増しに上昇していることが明らかになった。

7日、韓国の産業通商資源部がまとめた「14年上半期の素材・部品の貿易動向」によると、素材・部品分野の対日貿易赤字は78億9000万ドルと、前年同期比で12.8%減少した。これを受け、同期の日本製素材・部品への輸入依存度は18.0%と、統計を取り始めた1994年以降、最も低い水準だった。

一方、同期間の素材・部品分野の対中依存度は28.3%と、史上最高となった。中国製素材・部品の輸入は08年始めて日本を追い抜き、11年からは明確に競争優位を維持している。特に電子部品(26.9%)、化学製品(11.5%)の分野で、中国製品は急速に日本製品を代替している。今年上半期、電子部品と化学製品の輸入は中国製の場合、それぞれ26.9%、11.5%増えているが、日本製はそれぞれ16.7%、9.6%減少した。

このような傾向が目立っている理由は、中国製素材・部品の品質が大きく改善しているからだ。中国は「チャイナ・インサイド(China inside)」というスローガンの下、5年以内に中核部品と新素材の自国生産率を80%まで引き上げるという目標を掲げていた。安価な中国の素材・部品が高い品質まで確保すれば、韓国製品の対中依存度はますます大きくなりかねないという懸念の声も高まっている。

産業資源部の関係者は、「中国製部品は今のところ、高付加価値の面では韓国製に遅れをとっているが、品質改善のスピードが速い」とし、「特定国家に対する輸入依存度が過度に高くならないよう、注視している」と述べる。