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「アルジェリア戦が最後だと思って臨む」 奇誠庸が勝利への執念語る

「アルジェリア戦が最後だと思って臨む」 奇誠庸が勝利への執念語る

Posted June. 21, 2014 03:10,   

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「第2戦が最後だと思って臨む」

サッカー韓国代表の守備的MF奇誠庸(キ・ソンヨン)が1次リーグの第2戦となるアルジェリア戦(韓国時間で23日午前4時)を控えて、毅然とした決意を語った。20日、韓国代表のベースキャンプ地、フォス・ド・イグアスにあるフラメンゴ競技場で会った奇誠庸は、「警告を受けまいとすると、危ない場面を作りかねないので(累積警告は)あまり気にしていない。どうせ第2戦は必ず勝たなければならないゲームなので、全てをつぎ込まなければならない」と話した。18日のロシア戦で警告を受けた奇誠庸は、アルジェリア戦でも警告を受けると、第3戦のベルギー戦に出場できなくなる。

「ホッキョクグマ」ロシアとの初戦はほぼ手に入れていた勝利を逃した韓国にとって、アルジェリアは何が何でも勝たなければならない相手だ。韓国は、ロシア戦で先取点を入れていながら、これを守りきれず勝ち点3点の獲得に失敗した。第3戦で激突するベルギーが1次リーグH組では最も手強い相手であることを考えると、アルジェリアが16強進出のためには必ず倒さなければならないチームだ。

スピードと個人技術が優れているアルジェリアは、カウンターとサイドからの突破を中心にした攻撃が威力的だが、守備には弱点がある。韓国代表は、ベルギーとの初戦を負けて余裕のないアルジェリアの守備ライン裏のスペースを積極的に狙うと見られる。韓国代表の戦力分析コーチ、トン・ドゥ・ シャティニエル氏は、「ベルギーが同点を入れるとアルジェリアが守備ラインを上げ始めた。その瞬間に作られる守備ライン裏のスペースを集中的に攻めるのが重要だ」と話した。

これまで、セットプレーによる得点が芳しくなかった韓国だが、アルジェリア戦では得点を期待しても良さそうだ。アルジェリアがセットプレーでの守備で集中力を欠く場面が見られるからだ。アルジェリアはブラジル大会のアフリカ地域予選で許した7ゴールのうちの半分を超える4点をセットプレーの状況で与えている。

ロシア戦ではベンチを温めていた長身FWの金信𨪙(キム・シンウク=196センチ)の頭を生かしたセットプレーによる攻撃がアルジェリアでは威力を発揮する可能性がある。アルジェリアの主力4バックラインは、いずれも慎重180センチ台で190センチを超える選手がいない。金信𨪙は、「(アルジェリア戦で)ヘディングでゴールを決めたベルギーのフェライニのようにゴールを入れたい。その場面を良く分析したい」と話した。マルアン・フェライニ(194センチ)は圧倒的な高さを武器をするベルギーの長身MFだ。

一方、韓国代表は、アルジェリア戦が行われる時間に合わせて、20日午後4時(現地時間)から約1時間30分間、練習を行った。前日は午後5時から練習をした。中央DFキム・ヨングォンは、「W杯を経験した選手があまりいないので、ロシアとの初戦がヤマ場だと思ったが、うまく乗り切ったのでだいぶ自信をつけた」と代表チームの雰囲気の伝えた。疲労が積もって体調が良くない李青龍(イ・チョンヨン)は同日の練習に参加しなかった。代表チームの関係者は、「ハ・デソンが足首負傷でアルジェリア戦の出場が難しい」と明らかにした。韓国代表は21日にアルジェリア戦が行われるポルト・アレグレ入りした。