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セウォル号遺族が8月来韓の法王に面談要請、廉枢機卿が周旋の用意表明

セウォル号遺族が8月来韓の法王に面談要請、廉枢機卿が周旋の用意表明

Posted May. 31, 2014 07:42,   

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旅客船セウォル号惨事の犠牲者の遺族らが、8月に来韓する予定のフランシスコ法王との面談を要請した。

キム・ビョングォン遺族対策委員長をはじめ、カトリック信者の遺族7人は30日午前、ソウル中区(チュング)・明洞(ミョンドン)路のカトリックソウル大教区庁を訪れ、廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿と面談した。遺族らは、廉枢機卿に対し、法王との面談やセウォル号惨事を巡る速やかな国政監査、行方不明者の救助のための1000万人の国民署名運動を要請した。

これについて、廉枢機卿は、8月18日、ソウル明洞大聖堂で行われる予定の法王の「平和や和解のためのミサ」に遺族らを招き、別途の面談時間を設けるよう、最大限支援するという意を明らかにした。遺族対策委で進めている行方不明者の救助のための1000万人の国民署名運動も、カトリック教会のレベルで積極的に支援することにした。

キム委員長は、「子供を失った遺族らが、国政調査を参観するため、国会に出向いたが、与野党が証人採択などの問題をめぐり、合意できず、3日間ずっと、遺族らは床で寝泊りした」とし、「事故当日の救助作業から現在に至るまで、なんら変わったことなど無い」と訴えた。

廉枢機卿は、「セウォル号惨事は、物質に中心を置き、人間の生命を軽んじる社会的空気のためのおきた惨事だ」とし、「今回の出来事は、みなが生まれ変わるきっかけになるべきだ」と語った。