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「懸賞金5億ウォン」をねらって兪容疑者の行方を捜索

「懸賞金5億ウォン」をねらって兪容疑者の行方を捜索

Posted May. 30, 2014 08:48,   

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前セモ・グループ会長の兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者にかけられた懸賞金が過去最高額の5億ウォンに引き上げられたことで、兪容疑者が潜伏していたとされる全羅南道順天市松峙斎(チョンラナムド・スンチョンシ・ソンチジェ)付近には懸賞金をねらって多くの人が集まっている。

松峙斎周辺を捜索したイさん(70・大田)は29日、「兪容疑者がいた痕跡を見つけて懸賞金をもらうために順天に来た」と話した。警察官だったイさんは、追跡の糸口をつかむために兪容疑者が潜伏していた別荘から探した。イさんは、「犯人の追跡は頭脳の戦いだ。検察と警察は兪容疑者に出し抜かれている。松峙斎周辺を見ると、すでに逃げ出したようだ」と首を横に振った。

キムさん(54)も兪容疑者の居所を探して奔走した。順天で生まれ育ったキムさんは、順天地域の「救援派」の信徒を訪ね、兪容疑者の情報を集めている。キムさんは、「兪容疑者を捕まえるには情報を集めることが先だ。今、集めた情報を分析している」と話した。

松峙斎周辺の住民は静かだった村に外から人がやって来ることを快く思っていない。住民のペクさん(67)は、「ある人が28日に家に来て、ここの地理と兪容疑者について、あれこれ聞いてきた」とし、「救援派順天教会のヤマン修練院の横を通る旧17号国道を通過する車が、1日10台ぐらいだったが、ここ数日間で増加した」と話した。

また、兪容疑者が全羅南道麗水(ヨス)から密航する可能性があるという報道が出た直後、麗水には全国から懸賞金を狙って多くの人がやって来た。

しかし、兪容疑者の行方に関する情報を提供しても、1人で懸賞金5億ウォンを受け取ることができるか分からない。検察が情報の貢献度によって、懸賞金を数人に分けるためだ。昨年、28日間逃走して逮捕されたイ・テウ事件の時は、貢献度を考慮して、2人の通報者が懸賞金を分け合った。