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反中デモ真最中のベトナムで太極旗効果

Posted May. 16, 2014 09:02,   

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中国の南中国海での石油ボーリング強行に反発して始まったベトナムの反中デモによって韓国企業が一部被害を被ったものの、太極旗が更なる被害を防ぐ上で大きな効果があったことが分かった。

15日、駐ホーチミン韓国総領事館やKOTRAのホーチミン貿易館などによると、中国企業に誤認されるのを防ぐため、太極旗を掲げた韓国企業は被害がないか、被害の程度が少なかったことがわかった。

13日始まった反中デモで約80社の韓国企業が大小の被害を被ったことを受け、総領事館は太極旗とベトナム旗を一緒に掲揚し、デモ隊が押し寄せてきたら地元の職員が対応するといった指針を伝えた。また、漢字の看板は下ろし、ベトナムに友好的な垂れ幕を掲げるようにした。相当数の企業が太極旗掲揚などの措置を取った後、被害が目立って減少している。被害通報が遅く受理されたため、被害を負った韓国企業の数はだんだん増えている。

「太極旗効果」について韓国の企業はベトナムで起こっている韓流ブームと共に戦争の惨禍を乗り切って経済成長を成し遂げた韓国の肯定的なイメージが働いたのではないかという分析を出している。パク・ミンウ領事は、「太極旗を掲げて中国企業でないという事実を積極的に知らせるなど、不要な摩擦を避けるための様々な措置がデモ隊に効果を発揮したものと見られる」と話した。