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「漫画の内容は全て事実」 「美味しんぼ」の作家がブログに投稿

「漫画の内容は全て事実」 「美味しんぼ」の作家がブログに投稿

Posted May. 14, 2014 08:16,   

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日本の週刊誌「ビックコミックスピリッツ」の人気連載漫画「美味しんぼ」に実名で登場する医者が福島原発被害と関連した漫画の内容が全て事実だと主張した。「美味しんぼ」の最近号には、福島第1原発近くの村を訪問した主人公が鼻血を流す場面が描かれていて、日本社会に波紋を広げている。

漫画に「岐阜環境医学研究所長」として実名登場した松井英介(76)元岐阜大学教授は、13日付けの東京新聞とのインタビューで、「実際、異常を感じている人が多い」と話した。また、松井さんは漫画の内容に福島県などが抗議をすることに対し、「(漫画の内容が)事実無根だと言うのはその人(被害者)たちに失礼になる」と反論した。

松井さんは放射線専門医だ。福島県双葉町の依頼を受けて12年から放射線相談役として年間数十日ずつ村に泊まった。松井さんはこの期間に多くの被害者から「いきなり鼻血が出る」「咳が止まらない」「体がだるい」という症状を聞いたと話した。

漫画作家の雁屋哲さん(73)は、自分のブログに「福島を2年間取材して分かった事実をありのままに描いた」という内容の書き込みを残した。

しかし、日本の専門家の間では放射能と鼻血の間に直接的な因果関係があるとは言いにくいという見解が一般的だ。漫画出版社の小学館は、「専門家の意見と自社の見解をまとめた特殊記事を19日号に掲載する」と発表した。

日本政府は13日、風聞の被害が広がるのを防ぐため、環境相、復興相、国土交通相らの閣僚を通じて漫画を批判した。