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潘基文国連事務総長、「韓半島に癒しや和解のメッセージを」と法王に要請

潘基文国連事務総長、「韓半島に癒しや和解のメッセージを」と法王に要請

Posted May. 12, 2014 07:43,   

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国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長が、フランシスコ法王に、「癒しと和解のメッセージ」を、韓半島に持って来てほしいと要請した。

潘総長は9日、バチカンで法王と会って、旅客船セウォル号沈没惨事で失意に陥っている韓国国民や南北間のため、8月に予定されている韓国訪問の際、「癒しと和解のメッセージ」を伝えてほしいと頼んだと、バチカンラジオや外国メディアが報じた。潘総長と法王との面談は、約50分間行われ、国連傘下機関のトップ40人あまりも出席した。

この席で、フランシスコ法王は、潘総長に、国連は貧しい人たちを支援し、富の正当な配分のために努力してほしいと要請した。氏は、「国連は、世界平和を確保し、人間の尊厳性を尊重し、特に貧しくて傷つきやすい人たちを保護しなければならない」と語った。

法王は、「貧困や飢餓の構造的原因を解決するために、勇気や寛容を持ってこれを進めなければならない。そのため、全ての人たちを尊厳性や生産性のある雇用につかせることも必要だ」と述べた。また、「政治や宗教的信念の違いを離れ、貧しくて疎外された人たちが、兄弟愛や絆を共有できるよう、努力してほしい」と付け加えた。

これについて、潘総長は、「貧困を根絶し、持続可能な発展のための法王の献身に感謝申し上げる」と謝意を表明した。さらに、シリア内戦などに触れ、「人間や信念への慣用が足りず、これらのことが世界を不安定にさせている」と語った。潘総長は、フランシスコ法王に、「都合がつくときに、国連にお越しいただき、人類の未来のためのビジョンのメッセージを伝えてほしい」と招待の意思を伝えた。