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ネイバーのメッセンジャー「ライン」、成長可能性に世界が注目

ネイバーのメッセンジャー「ライン」、成長可能性に世界が注目

Posted April. 24, 2014 05:23,   

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ネイバーのモバイルメッセンジャー「ライン」のグローバル成長性について、海外メディアが注目している。最近、ニューヨーク証券市場で、フェイスブックなどインターネット企業の業績を巡って、ばら色の予測が出ている上、一部ではラインの企業公開(IPO)の可能性まで持ち上がっており、韓国国内証券市場の期待も高まっている。

最近、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、「ラインの現金創出能力は、米『ワッツアップ』や中国の『ウィチャット』より目立っている」と報じた。WSJによると、今年2月、フェイスブックが160億ドルという天文学的な金額で買収したワッツアップの昨年の売上げは、2000万ドルと試算される。中国最大のモバイルメッセンジャー「テンセント」のウィチャットも、同様に正確な売上げは公開しなかったが、昨年第4四半期(10〜12月)に約3200万ドル〜4800万ドルの売上げを記録したものと見られる。昨年、約5億580万ドルの売上げを記録したラインは、3大メッセンジャーのうち、最大の収益性を具現化した。

WSJは、BNPパリバの資料を引用し、「ラインのユーザー数は、ワッツアップやウィチャットに比べれば最も少ないが、ウィチャットは、その大半が中国で使われているものの、ラインのユーザーは85%がタイや台湾、インドネシアなど(ラインが最初に始まった)日本以外の国にある」とスポットを当てた。また、ワッツアップの創立者らは、モバイルメッセンジャーに広告やゲームなどを入れたがらないものの、ラインはモバイルゲームアイテムの販売や、40個セットで約1ドルのデジタルステッカー(イモーティコン)の販売で、収益を得ていると分析した。

マッコーリー証券の報告書によると、アプリ市場が現在のペースで成長を続けた場合、2017年のラインの売上げは、75億ドルまで膨らむだろうと見込まれている。

一方、このようなラインの善戦への期待感のため、韓国国内証券街では現在、1株=80万ウォン前後を保っているネイバーの株価が、最高1株=180万ウォン台まで値上がりするだろうという予測も出ている。現代(ヒョンデ)証券のキム・ミソン研究員は、「最近、インターネット関連会社各社は、モバイルメッセンジャー市場の成長の可能性を高く見ている」とし、「ネイバーのラインがIPOに踏み切るだろうと見ており、ツイッター上場時の株価売上高倍率(PSR)79倍を適用すれば、181万ウォンまで上昇しかねない」と見込んだ。