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相次ぐ遺体発見…皆が泣いている

Posted April. 21, 2014 04:52,   

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3泊4日の済州島(チェジュド)修学旅行に出発した子どもたちが、1週間経っても帰ってこない。親もとに帰って、友達と一生忘れることのできないどんな思い出を作ったのか話して聞かせる息子や娘は、今どこにいるのだろうか。セウォル号に乗った子どもたちが帰ってくることだけを願う安山檀園(アンサン・ダンウォン)高校の父兄の心痛はいかばかりか。

希望は時間が経つにつれ悲しみに変わりつつある。20日、京畿道(キョンギド)安山市と全羅南道(チョンナム)珍島(チンド)郡の彭木(ペンモク)港では、彼らの号泣が1日中こだました。安山では遺体で発見された生徒の葬儀が初めて行われた。2年4組のチャン・ジンヨン君の出棺が午前5時にあり、次いで同じ組のアン・ジュンヒョク君、6組と3組の担任ナム・ユンチョル、キム・チョウォン先生の最後を見送る出棺が続いた。彭木港も20日午前から子どもの死を確認した家族の泣き声が鳴り響いた。19日午後、客室の窓を割って船内に入って収容した3人の遺体を含め、夜を徹した救助作業でさらに収容した遺体13体が20日、海洋警察の艦艇で運ばれた。官民軍合同救助チームが、「セウォル号」沈没後初めて船内に進入して収容した死亡者だ。

海洋警察庁によると、現在5ヵ所の進入ルートが確保され、捜索チームが早く船内に入ることができる状態だ。事故発生から4日で船内の遺体収容が始まり、死亡者数は増えている。政府は20日、安山市と船が沈没した珍道郡を特別災難地域に宣言した。速やかな対策づくりが必要だ。

最も美しく無垢な時期を奪われた少年少女の冷たい遺体を前にして親は胸がつまる。いくら待ってももう二度と家に戻ることのできない子どもたちを心に抱いて生きていかなければならない。皆が今、涙を流している。