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柳賢振、ジャイアンツを相手に痛快な雪辱

柳賢振、ジャイアンツを相手に痛快な雪辱

Posted April. 19, 2014 06:21,   

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「記録は嘘をつかなかった」

ロサンジェルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)は、昨年、サンフランシスコ・ジャイアンツを相手に収めた2勝がいずれもAT&Tパーク訪問試合の時だった。昨季終盤、AT&Tパーク2試合で、平均自責点1.98、被安打率0.167だった。今季、柳賢振は序盤訪問3試合で無失点を記録した。この記録は18日(韓国時間)、AT&Tパークで再演された。

ジャイアンツに2敗を喫して3連敗の危機に追い込まれた状況で登板した柳賢振は、ドジャースの守護神だった。7回を投げて4安打1四球3三振無失点の好投で、チームの2対1の勝利を牽引した。訪問26連続回の無失点だ。5日、ホームでの開幕戦で8失点の敗北を食わせたジャイアンツに痛快な雪辱をした柳賢振は、今季3勝1敗を記録し、平均自責点も1.93へ押し下げた。

6日ぶりに登板した柳賢振の球が力があった。5回まで毎回走者を出塁させたものの、彼ならではの危機管理能力で失点無しに封じ込めた。柳賢振と通算3度目の対戦となったマディソン・バンガーナーは右側一色のドジャース打者を相手に外側のコースが全てボールに宣言されて5回を耐えなかった。

柳賢振のスマートな野球センスは危機の状況で輝いた。5日、ジャイアンツ戦でカーブとスライダーが平凡でずいぶん打たれた柳賢振は、同日、スローカーブは打者の虚をつくストライクに投げ、スライダーは空振りを誘導する誘引球に使った。6回、強打者のマイク・モースを相手に柳賢振はカーブ、スライダー、ストライクを相次いで投げ、時速149キロ(93マイル)の直球で中堅手フライに処理した。モースは5日の試合で1回2打点のタイムリーヒットを放った主人公だ。

スポーツネット・ロサンゼルスのキャスター、ビン・スカリー氏は、試合途中、柳賢振の話をしていたところ、彼のロッカールームの上の歳月号惨事を追慕する文句(SEWOL4.16.14)を見せて、「今日、柳賢振には意味のある試合だ。この事故の犠牲者の殆どが高校生だった」と紹介した。柳賢振も試合後、「国民が大いに傷つけられたが、少しでも力になれるように米国で勝つ姿を見せようとした」と話した。

一方、テキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンス)は同日、シアトル・マリナーズとのホーム試合で今季初ホームランを放って、5打数2安打1打点1得点を記録した。秋信守も試合後、「子どもを育てる親の立場で、今度の歳月号沈没のニュースを聞いて胸が痛む」と話した。