Go to contents

バレーボールFA「台風の目」ユ・グァンウ

バレーボールFA「台風の目」ユ・グァンウ

Posted April. 18, 2014 04:11,   

한국어

プロバレーボールの自由契約選手(FA)市場が開かれた。14年、FA資格取得選手は男子8人、女子13人。関心は断然初めて資格を得た三星(サムスン)火災のセッター、ユ・グァンウ(29、写真)に注がれる。

三星火災は、昨シーズンを終えてFAになった国内最高のリベロ、ヨ・オヒョン(36)を現代(ヒョンデ)キャピタルに奪われた痛い思い出がある。「永遠に三星火災マンとして残りたい」と公然と話していたヨ・オヒョンの移籍に、三星火災の申致容(シン・チヨン)監督は大きな衝撃を受けた。ユ・グァンウもこれまでは「三星火災を離れる理由がない」と話しているが、年俸が自尊心のプロの世界であるため、安心するわけにはいかない。

仁荷(インハ)大学時代、「天才セッター」と呼ばれていたユ・グァンウは、07年三星火災に入団したが、足首の負傷のため2年を休んだ。07〜08シーズンは国内で、08〜09シーズンはドイツで手術とリハビリを繰り返しながら歳月を送った。09〜10シーズンからコートに立ったが、チェ・テウンのバックアップ要員だった。

10〜11シーズンを控えて、チェ・テウンがFAのパク・チョルウの補償選手として現代キャピタルのユニホームを着たのを機に、ユ・グァンウの時代が切り開かれた。同年、ハン・ソンス(大韓航空、軍服務中)に続き、セット2位につけたユ・グァンウは11〜12シーズンから今季まで3年連続セッター賞を受賞した。申監督は、「ユ・グァンウを逃すと代案がない。何が何でもゲットしなければならない。ユ・グァンウが26日結婚するが、その以前まで契約を完了したい」と話した。

問題はお金だ。すでに某球団がユ・グァンウの家族に10億ウォンを提示したという噂が広がっている。セッターが弱くて厳しいシーズンを送った大韓航空とLIG損害保険もほしがっている。あれこれとユ・グァンウの年俸が上昇するしかない状況だ。

球団との交渉でユ・グァンウが提示した年俸の基準は大韓航空のハン・ソンスの5億ウォン。今季、ユ・グァンウの年俸は2億ウォンだった。プロバレーボール男子部のサラリー・キャップは20億ウォンだ。昨シーズン、サラリー・キャップ消尽率が99.7%に達した三星火災としては、サラリー・キャップが大幅に上がらない限り、ユ・グァンウの年俸を合わせるのが簡単でない。他の選手との公平性も考慮せざるを得ないためだ。FA選手の元所属球団との交渉締切日は来月10日だ。以後、10日間は他球団と交渉できる。