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捜索力に疑問の声、マレーシア機捜索でメンツ失った中国

捜索力に疑問の声、マレーシア機捜索でメンツ失った中国

Posted April. 17, 2014 03:29,   

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失踪したマレーシア航空機(便名MH370)の捜索で超大国のイメージを築こうとしていた中国が、むしろ体面を失っている。14日付の米紙ニューヨークタイムズによると、航空機の捜索に参加した国家の間で中国の捜索力を疑問視する見方が強まっている。

中国は、大規模な人員と装備を動員して捜索初期から参加した。行方不明者239人のうち154人(台湾人含む)が中国人だからだ。また、世界的にも自国海軍の技術力を誇示できる良い機会だった。

しかし、中国は捜索の過程でかえって中国の技術力の脆弱さを露呈したと、同紙は分析した。中国は航空機が失踪した最初の週に航空機の残骸だとして衛星写真を公開したが、関係がないことが明らかになった。

さらに4、5日には、航空機のフライトレコーダーの信号と推定される37.5kHzの音波信号を2度も探知したと報告した。捜索に参加した他の国々は中国の技術力に驚いて積極的に支援した。英国とオーストラリア空軍の航空機は、直ちに中国が信号を探知した地域を中心に捜索を始めた。しかし何も発見できなかった。結局、失踪した航空機のフライトレコーダーの信号は、米海軍の曳航式信号探知器(TPL)によって海底4500メートル付近で確認された。

当初、中国が保有する海洋巡視船「海巡01」の音声信号探知能力は、水深数キロメートルにすぎなかった。海底4500メートル付近にあると推定される失踪航空機の信号を探知することは不可能だったのだ。

捜索隊のある関係者は、「フライトレコーダーの信号を探知できる期間に中国が誤った情報を提供したことで、かえって捜索が混乱した」とし、「捜索範囲を狭めることができる機会を中国のために逸した」と話した。