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婚外情事に陥った孔子の国、経済成長が性風俗も変える

婚外情事に陥った孔子の国、経済成長が性風俗も変える

Posted April. 05, 2014 03:09,   

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中国廣東省東莞市は、中国経済のシンボルだ。1978年の改革開放以降、製造業の基地に変身した。ここは、「性都」とも呼ばれている。売春婦の女性が30万人もいる。2月、東莞公安が一斉に取り締まりに乗り出した時、調査対象は1万8472ヵ所に上った。飲み屋やサウナ、マッサージショップで公然と売春が行われている。孔子の国・中国が、経済開発の過程で患っている麻疹だ。

人民大学社会学研究所の潘綏銘(写真)所長と黃盈盈副所長が昨年7月に出した、「性の変化」は、中国の隠密な内部を現している。「21世紀の中国人の性生活」という副題のついたこの本は、00年と06年、10年に毎回、1万人あまりを対象にアンケートを行って作成した「中国版キンゼイ報告書」だ。

著者らは、21世紀の中国は、「性化時代(sexualized era)」に進入したと規定している。社会主義の中国成立(1949年)以降、文化革命を経て、中国は「無性文化」が支配した。改革開放は、投資や生産だけでなく、性の消費認識や様子も変えた。

「売春婦が取り締まりにかかれば、5000人民元(約85万3000ウォン)の罰金や15日間の拘留、家族への通知の処罰についての判断」を尋ねる質問に、00年は13.3%が、「行きすぎだ」と答えた。10年は、この割合は26%に増えた。

「オルナイ」と呼ばれる未婚の妾についての認識も変わってきている。「男性がオルナイを囲ったり、女性がオルナイになることへの評価」について、18〜29歳の回答者の40%が、「支持、または理解する」と答えた。大卒者以上では45%だった。回答者全体では11%に止まっていることを考慮すれば、若くて高学歴であるほど、婚外性関係に寛大だ。中国は一夫一妻制の国だ。

婚前の性的関係も急激に増えている。結婚前に、2人以上と性的関係を交わした割合は、男性は00年の16.7%から10年は47.8%、女性は2.8%から32.3%に増えた。

婚前の性的関係や同棲は、開発の副産物だ。中国には、2億6900万人(13年末)の農民工がある。体一つを頼りに、田舎から都市に出稼ぎに来ている人たちだ。彼らは、住居費を減らそうと、わざわざ同棲をする。同棲はしなくても、若い農民工は、性欲を解消できる出口が必要だ。

家族間の絆が緩んでいることも、このような風潮に拍車をかけている。「夫婦がお互いに愛している」という会合は、00年の81.6%から、10年は52%に減少した。一方、性生活は増えた。毎週2回以上セックスをするという回答は、34.8%から41.2%へと増えた。配偶者とのセックスはもとより、婚外セックスまでを含めた数値だ。

著者らは、このような理由で、中国の売春産業を根絶するのは難しいと分析している。当局の取り締まりがどれだけ厳しくても、「色膽(色欲の大胆さ)」が、「賊膽(盗みを働くほどの度胸)」より大きいからだ。

10年の調査で、平均的花代は、140.72人民元(約2万4000ウォン)だった。