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三星電子社員の年収が5年間で50%アップ、自動車業種は過去最高の38%上昇

三星電子社員の年収が5年間で50%アップ、自動車業種は過去最高の38%上昇

Posted April. 03, 2014 05:27,   

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三星(サムスン)電子の社員1人当たりの平均年収が、この5年間で3400万ウォン伸びたことが明らかになった。自動車や電子、鉄鋼業種に属している主要メーカーの年収は大幅に上昇したものの、化学や造船、建設の業種は、相対的に年収の上げ幅が小さかった。

東亜(トンア)日報が2日、主要業種別売上高基準で1〜3位のメーカー各社のこの5年間の社員1人当たりの平均年収について分析した結果、三星電子は、09年の6800万ウォンから昨年は1億200万ウォンと、3400万ウォン伸び、年収の上げ幅が最も大きかった。続いて、双龍(サンヨン)自動車が2600万ウォン(4000万→6600万ウォン)、起亜(キア)自動車が2500万ウォン(6900万ウォン→9400万ウォン)伸びた。伸び率で見れば、双龍車が65.0%で最も高く、SKハイニックス(51.3%)、三星電子(50.0%)の順だった。

分析対象業種は、電子・IT、自動車、鉄鋼、造船、化学、建設、海運業だ。

●自動車業種の年収の上げ幅が最も大きい

業種別には、自動車業種(現代車、起亜車、双龍車)の平均年収が38%伸び、上げ幅が最も大きかった。電子(35%)、鉄鋼(31%)の業種も、年収が大幅に上昇した。一方、化学業種は1.5%の伸びにとどまり、造船(7.7%)、建設(13.5%)なども、伸び率が低かった。

職員らの平均年収は、産業の業況や企業の業績と関係があった。LG電子の場合、09年の平均年収は6400万ウォンと、三星電子とわずか400万の差であったが、昨年は、三星電子との格差が3300万ウォンへと膨らんだ。三星電子は、昨年の営業利益が36兆7850億ウォンと、史上最大の業績を上げた。

自動車業種では、09年は現代(ヒョンデ)車(7500万ウォン)が起亜車(6900万ウォン)より600万ウォンが多かったが、今年は9400万ウォンと同じレベルになった。現代車の関係者は、「起亜車が10年、Kシリーズを発売してから業績が好転し始めたためだ」と話した。双龍車は、09年の大量リストラ事態を克服し、11年、法廷管理から脱却するなど、業績が改善したことが影響を及ぼした模様だ。

一方、建設業は、建設景気が低迷した11年と12年は、年収が減った。現代建設の場合、10年の7100万ウォンから11年は7000万ウォンに、12年は6800万ウォンへと減った。グローバル景気低迷により、不況に見舞われている海運業も同様に、昨年は主要企業の年収が前年と比べ減少した。

●三星重工業、登記役員の年収が最も多く上昇

登記役員1人当たりの平均年収が最も多く伸びた企業は三星重工業であり、09年の13億4000万ウォンから、昨年は24億900万ウォンへと伸びた。続いて、現代重工業が3億8800万ウォンから14億ウォンへと10億1200万ウォン伸びた。3位はハイニックスであり、2億6100万ウォンから10億ウォンへと7億3900万ウォン伸びた。

一方、景気がよくなかった海運業種の場合、現代商船が10年の19億3500万ウォンから昨年は4億1900万ウォンへと大幅に減った。SK海運も同様に、同期間、3億8500万ウォンから1億9700万ウォンへと減少した。

一方、一般社員の年収は減ったものの、役員の年収は大幅に増えたケースもある。ロッテケミカルの役員年収は、平均6億3300万ウォンから11億300万ウォンへと、4億7000万ウォン(74.2%)伸びたものの、同期間、職員の年収は7300万ウォンから6700万ウォンへと減った。SKケミカルも、役員は5億7800万ウォンから7億7800万ウォンへと2億ウォン伸びたが、職員の年収は5500万ウォンから5400万ウォンへと100万ウォン減少した。