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アップル、三星電子との特許訴訟で20億ドルの賠償要求

アップル、三星電子との特許訴訟で20億ドルの賠償要求

Posted April. 01, 2014 07:31,   

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アップルがスマートフォン1台当たりのロイヤルティ40ドル(約4万3000ウォン)や特許侵害による賠償額など20億ドル(約2兆1380億ウォン)を三星(サムスン)電子に要求する2次特許訴訟が本軌道に乗った。

両社が31日(当地時間)、米カリフォルニア・サンノゼ連邦裁判所北部支所で陪審員団の選定を皮切りに開始された今回の訴訟の陪審員評決は5月半ばに出る見通しだ。

2次訴訟の賠償額はさらに高くなった。専門家はアップルが勝訴した場合、三星電子が支払う賠償額が先月6日の1審判決(9億2900万ドル)の倍以上に当たる20億ドルに達すると見込んだ。アップルに反訴を提起した三星が勝利した場合、アップルが支払う賠償額は500万〜600万ドルと予想される。

アップルは1次訴訟で1台当たりの特許料を7ドル14セントと要求した。しかし、それに対し三星は△自動単語完成(入力予測変換)△音声検索△データ同期△長押しロック解除△特定データの区分、実行するデータタッピング機能の5つの特許を侵害しており、特許1つ当たり8ドル、計40ドルの特許料を支払うべきと主張している。1次の6倍近い金額だ。米経済専門誌のフォーチュンは、「数年間アップルに友好的な態度を見せてきたドイツの特許専門家、フロリアン・ミュラ氏まで今度はアップルが過度な要求をしていると指摘した」と伝えた。

特に、両社が訴訟対象にした商品は旧型中心だった1次訴訟とは異なり、最近まで流通していた商品であるという点でも重みが違う。アップルが訴訟対象にした三星電子の商品は、ギャラクシーS3、ギャラクシーノート2など10種で、三星はアップルのアイフォン5、アイパッド4、アイパッドミニなどの10種の主力商品に対し訴訟を起こした。

また、グーグル・アンドロイド陣営を代表して三星がアップルと訴訟をする形になることから、世界情報技術(IT)業界に与える影響はさらに大きいと見られる。アップル側が三星電子が侵害したと主張する特許技術は、いずれもアンドロイド・スマートフォンに搭載された基本機能だ。三星はグーグルが開発したこの技術を使用することで契約を結んだ状態だ。今度の訴訟ではグーグルのアンドロイド担当副社長のヒロシ・ロックハイマーら、グーグルの経営陣が初めて証人として出席する予定なので、グーグルの対応の出方にも関心が注がれている。