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「北朝鮮、小型戦術核兵器を3年内に実践配備可能」CNAS報告書

「北朝鮮、小型戦術核兵器を3年内に実践配備可能」CNAS報告書

Posted March. 28, 2014 04:23,   

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北朝鮮が3年内に戦術核兵器を実践配備し、韓国を狙った小規模な核攻撃を強行しても、米国が核で報復しない可能性があるという主張が出された。米国のオバマ政府に大きな影響力があるシンクタンク、新米国安全保障センター(CNAS)は28日、政策研究報告書(red white and blues)「対北朝鮮抑止が失敗する場合:韓半島紛争の再検討」でこのように分析した。東亜(トンア)日報が単独入手した同報告書は、今年の初めに韓米軍の将軍など関係者10人余りにインタビューして作成された。

報告書は、「韓国は北朝鮮が核兵器を使わないと考え、米国の『拡大抑止(extended deterrence)』が北朝鮮の核攻撃を抑止すると考えている」とし、「しかし、北朝鮮は小規模な核攻撃なら米国が核報復しないと計算するかも知れない」と指摘した。そして、「今年の初め、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が『暗号のような(cryptic)』新年のあいさつで主張した核弾頭の小型化は、戦術核兵器の製造を意味するとみえる」と分析した。

また、「韓米両国は、北朝鮮の3年内の戦術核兵器の配備の可能性に注目し、有事の際の戦術核の使用を抑止する対策づくりが必要だ」と強調した。特に、「北朝鮮がテロや化学兵器、サイバー攻撃などの手段でソウルを攻撃する場合、深刻な混乱と恐怖が生じ、韓米両国が重大な譲歩を迫られる状況が起こり得る」と指摘した。

報告書は、「韓国軍は非常事態の発生時、対北朝鮮作戦計画を遂行する基本弾薬も十分に保有していないうえ、米軍の増員戦力の韓半島での展開にも数ヵ月かかる」と問題点を指摘した。

報告書の作成を総括したCNASのアジア太平洋安全保障プログラム担当シニアアドバイザー、パトリック・クローニン氏は27日、東亜日報との電話インタビューで、昨年3月に合意した韓米共同局地挑発準備計画が戦争を拡大させる可能性があると憂慮した。クローニン氏は、「自動的に攻撃地と指揮勢力を攻撃するという計画は、北朝鮮の再反撃を招くことになる」と指摘した。

クローニン氏は、「米国は韓国の強力な同盟国だが、すべてのシナリオに備えて保護することはできない。多少誇張するなら、軍備削減によって米国は韓半島から離れている(going away)」と述べた。