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北朝鮮と日本は韓中首脳のメッセージを真剣に受け止めるべきだ

北朝鮮と日本は韓中首脳のメッセージを真剣に受け止めるべきだ

Posted March. 25, 2014 04:51,   

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オランダ・ハーグで24日に行われた朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談は、両国の懸案を協議し、北朝鮮と日本にメッセージを伝える多目的な会談だった。この席で習主席は、「ハルビン安重根義士記念館の建設を指示した」と明らかにし、「中国軍遺骨送還に心から感謝する」と述べた。朴大統領は、「両国国民から尊敬を受ける安義士の記念館は、韓中友好協力のシンボルになるだろう」と応えた。

安義士記念館の建設と中国軍遺骨の送還は、韓中関係の未来に向けた重要な結実だ。日本と北朝鮮に関係するため容易ではない課題だったが、両国首脳がリードして問題を解決した。28日に韓国に埋葬されていた437体の中国軍の遺骨が送還されれば、中国国民も緊密になった韓中関係を実感するだろう。北朝鮮は、韓国戦争で戦った韓国と中国が近い隣人となる現実は不愉快だろう。

習主席はメディアに公開された首脳会談の冒頭で、安義士記念館の建設経緯を説明し、西安市の光復軍駐屯地記念標石も近く竣工することを明らかにした。日本の安倍晋三首相の歴史歪曲と戦争犯罪の否定に対する警告メッセージと言える。安倍政府の歴史歪曲と慰安婦の否定が、結果的に韓中の歴史協力を引き出すことになった。

朴大統領と習主席が1年余りの間に4回の首脳会談を行い、必ず取り上げたのが北朝鮮核問題だ。習主席は核を容認しないという原則を再確認し、「北朝鮮を国際社会が望む方向にうまく誘導していかなければならない」と述べた。中国は先週、武大偉6者協議首席代表を平壌(ピョンヤン)に送り、6者協議再開について話し合ったが、特に成果はなかった。中国は6者協議議長国として、言葉ではなく行動で実を結ぶ責任がある。

北朝鮮核問題の解決に向けては、米国、中国、日本、ロシアの周辺4国との協力が不可欠であり、日本の逆走を正すには中国を含む戦争被害国と力を合わせなければならない。統一を達成するには、中国が韓米日協力を反中国戦線と誤解しないよう管理する必要がある。韓中首脳会談に続いて韓米日首脳会談が開催されるが、韓国が忘れてはならないことは、どちらも疎かにできないということだ。