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王毅中国外相、「韓半島、丘を越え、くぼみを渡り、正道を歩まなければ」

王毅中国外相、「韓半島、丘を越え、くぼみを渡り、正道を歩まなければ」

Posted March. 10, 2014 08:12,   

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「韓半島で一貫した中国のレッドラインは、動乱や戦争は絶対に受け入れられないということだ。これは南北とこの地域の各国の共通利益にも完全に符合する」。「戦争は災いを招くだけだ」。

「中国の王毅外相が8日、北京メディアセンターで行われた記者会見で、韓半島情勢と6者協議再開の可能性などを尋ねる質問にこのように答えた。異例にも「戦争」という単語を2度も使い、「韓半島の非核化だけが真の恒久平和を果たすことができる」と強調した。

王外相は、韓半島問題の解決については、「丘を越え(非核化)、くぼみを渡り(信頼回復)、正道を歩む(6者協議など対話と交渉)3つのことが必要だ」と指摘した。

特に、相互信頼の問題では米朝間の不信が非常に深刻だとし、このような不信が韓半島情勢の持続的な緊張と6者協議中断の原因だと指摘した。膠着状態に陥った6者協議について、「中国は議長国として早急な6者協議の再開を希望する」とし、「しないよりもすること、遅いよりも早い方がいい」と強調した。最近の北朝鮮情勢に対する中国の判断を尋ねる質問には答えなかった。

王外相は、米国との新大国関係の展望について、「両国関係は重要でありながらも複雑だ」と述べた。王外相は、「今年で国交正常化35年を迎えた両国は、合作と協力の必要性が対立よりも大きい」とし、「今後、米国との新大国関係の3つ核心は『非衝突、相互尊重、相互ウィンウィン』で、アジアが試験台になるだろう」と見通した。

日中戦争以来、最悪の関係に陥った日中関係について王外相は、「日本の指導者が1972年の中日国交正常化の精神に反して中日関係の基礎を傷つけた」とし、「歴史と領土問題ではいかなる妥協の余地もない」と断言した。

現在の日中関係を第1次世界大戦前の英国とドイツの関係と比較する見方もあるという質問に対しては、「2014年は1914年でも(日清戦争が起きた)1894年でもないという点を強調したい。第1次世界大戦前のドイツより第2次世界大戦後のドイツを模範としなければならない」と付け加えた。王外相は、「現在の対立局面は望ましくない。両国人民の利益に合致しない」とし、日本の指導者の態度変化を求めた。

中国が周辺国との関係で次第に強硬になっているという指摘に対しては、「友好と包容政策を外交理念としている」とし、「ただ、私たちのものでなければ全く要求しないが、私たちのものならわずかな土地でも必ず守る」と強調した。

8日午前10時(現地時間)に始まった王外相の記者会見は、中国人(台湾人を含む)が152人搭乗したマレーシア旅客機事故のため予定よりも短縮された。現地メディアによる王外相会見の中継も事故の速報で何度も中断された。