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セックスリスの30代と40代、オンラインゲームが主犯?

セックスリスの30代と40代、オンラインゲームが主犯?

Posted March. 08, 2014 06:41,   

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08年行われた進化心理学会の学術会議で、ある研究者が遊牧民夫婦の生活を研究した結果を発表した。

「屋外で寝ていたところ、何か音がすると、人や家畜の安全に問題が起こるのではないかと心配になり、よく目が覚めます。その時、一緒に目が覚めた夫婦はセックスをします。子どもをたくさん、早く産むのが重要な社会であるだけに、目が覚めたついでに『仕事をしよう』という趣旨です。労働力を生産するためのセックスは遊牧民社会でとても重要な『仕事』と思われます」

しかし、人類の文明が発達し、セックスが仕事であり遊びだった時代は消え去った。かえってセックスの目的そのものが曖昧な社会になった。

チェ・ジェチョン院長は、「子どもの出産が目的でなかったら、快楽が目的になるはずだが、今はセックスの他にも遊び事がたくさんあるという点が性関係の必要性を減少させる」と話した。

特に、「情報技術(IT)大国」に評価される韓国社会ではゲーム、チャットなどスマートフォンまたはパソコンを通じて楽しめる様々な遊び事が多い。これもまた「韓国型セックスリス」が拡散する原因の一つに挙げられるほどだ。女性が良く訪問するオンラインコミュニティでは「夫のゲーム中毒で離婚を考慮している」という書き込みが少なくない。

専門家は、現在セックスリスの傾向が最も速く広がる30、40代が、1990年代のPC通信から始まったオンライン文化に初めて接した世代であることを指摘する。

ゲームの場合、オンラインゲームやコンソールゲームなどをよく利用する「多量利用者(ヘビー・ユーザー)」のうち、30、40代が最も多い。韓国コンテンツ振興院が発刊した「12年大韓民国ゲーム白書」によると、多量利用者の年齢は30代(27.9%)が最も多く、40代(26.6%)がその後を次いだ。いずれも20代(26.5%)より高い数値だ。

ペ・ジョンウォン所長は、「ゲームやチャット、動画などオンラインコンテンツが氾濫し、セックスの他に遊び事が多くなった。夫婦関係では意識的にでもアナログ的な疎通方式を適用する努力が必要だ」と話した。