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「今のままでは金正恩体制に将来はない」 プーチン大統領最側近が語る

「今のままでは金正恩体制に将来はない」 プーチン大統領最側近が語る

Posted February. 21, 2014 04:45,   

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「北朝鮮体制は今のままでは持続不可能(unsustainable)です。ソ連が改革開放のために崩壊したと考える限り、北朝鮮は将来は期待できません」

ロシア・バルダイクラブ議長のセルゲイ・カラガノフ氏(写真)は20日、ソウル市内のホテルで東亜(トンア)日報のインタビューに応じ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の将来について、このような見解を示した。

セルゲイ氏は、「金正恩に反対し、政権に脅威となると見られれば、命まで奪う大量虐殺(genocide)式の人名損失も恣にしている」と懸念を示した。セルゲイ氏は、プーチン・ロシア大統領の「新東方政策」の立案者で、大統領外交政策顧問を経験したプーチン大統領の最側近だ。バルダイクラブ(ロシアのエリートたちで作る会合)の創設者で、セルゲイ氏の提言でロシアは極東開発省を新設し、韓国などアジア太平洋地域の国々との協力強化を強調している。今回は、朴槿恵(パク・クンヘ)政府の「ユーラシア・イニシアティブ」を協議するため、対外経済政策研究院(イ・イルヒョン院長)の招待で韓国を訪問した。

セルゲイ氏は、プーチン大統領の訪朝がまだ実現していない理由も、北朝鮮に対する信頼不足を挙げた。プーチン大統領は2000年7月、ソ連崩壊後、ロシア大統領としては初めて北朝鮮を訪問し、大規模の負債帳消しと経済協力を約束した。だが、昨年は韓国を訪問して共同声明まで発表したのとは対照的に、今のところ、プーチン大統領の訪朝を巡っては全く動きがない。

セルゲイ氏は、「ロシアは北朝鮮を助けられるが、それは北朝鮮が助けを受ける準備ができているとき可能だ」とし、「ロシアが3代にわたって血をつけた政権(bloody regime)を支援しているという印象を与えるわけにはいかない」と話した。

セルゲイ氏は、20日に始まった離散家族再会が順調に進み、後続の南北対話が続けば「ユーラシア・イニシアティブ」にも弾みがつくだろうと期待した。極東地域への大規模の資金や技術の投資が行われるためには、韓半島情勢の安定が欠かせないからだ。また、ロシアは時宜適切に行われた朴大統領のイニシアティブを積極的に支持し、その中身を埋めていくのに積極的に協力する用意があると話した。