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親の言葉の暴力、子供のIQを下げる

Posted February. 21, 2014 04:45,   

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大人に比べて感性面で繊細な子供たちは、暴言により大きな影響を受ける。幼年期に過程で言葉の暴力を経験すれば、うつ病や知能指数(IQ)の低下と精神障害が発生する可能性が高いという調査結果が出た。

カトリック大学大田(テジョン)聖母病院のチェ・ジウク精神健康医学科教授が、脳の拡散テンサー画像解析法(DTI=水分子の運動を利用して脳の神経細胞を撮影する診断法)を使って、7歳から13歳に、家庭内で言葉の暴力を経験した20歳から25歳までの女性16人と男性4人を診断した結果、正常人に比べて脳の特定部分が損傷されていることが分かった。

試験結果によると、子供時代に経験した親による言葉の虐待は、脳の電脳、即頭部、大脳辺縁系など、異なる領域をつなぐ繊維路の悪化をもたらす。脳が暴言や叱咤など有害なシグナルに接すると、感覚中枢の成長を阻害し、正常な脳活動に問題を引き起こし、究極的には脳の成長と大きさにも影響を与えるという。

海外でも似たような研究結果が出ている。ハーバード大学のマーティン・タイガー教授チームが米国精神健康医学誌に発表した論文によると、子供時代に言葉の暴力を受けた人は、特定部位が萎縮しているという。研究チームが、子供時代に言葉の暴力を受けた成人63人の脳を調査した結果、左脳と右脳をつなぐ脳梁と感情や記憶を担当する海馬が萎縮していた。この場合、言語能力や社会性に問題が生じ、うつ病を患う確率が高くなる。

言語学者たちは、一般的に生後16ヵ月を前後して、親の言葉の習慣が子供に影響を与えると話している。翰林(ハンリム)大学のコ・ドフン言語聴覚学部教授は、「生後18ヵ月は『言葉が爆発する』時期で、本格的な言語認知能力を持つようになる。乳幼児期に耳にする親の攻撃的な言葉は、子供にトラウマとして残るが、いざ暴言を吐いた親は気づかない場合が殆どだ」と話した。