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「北朝鮮、3代首領が人権弾圧に責任」 国連報告書で指摘

「北朝鮮、3代首領が人権弾圧に責任」 国連報告書で指摘

Posted February. 18, 2014 04:22,   

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国連が人権弾圧を受けている北朝鮮の住民を保護するために、北朝鮮政権の責任を問い、北朝鮮に介入する根拠ができた。

国連北朝鮮人権調査委員会(COI)は17日午後(現地時間)、スイス・ジュネーブで、「北朝鮮が国家政策によって組織的かつ広範囲に人権侵害を行っている。これは反人道的犯罪だ」と結論を下した最終調査報告書を発表した。特に同報告書は、金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)、金正恩(キム・ジョンウン)を指す「3代首領(supreme leaders)」がこの犯罪に責任があると明示した。COIは、「国連安全保障理事会が、北朝鮮の状況を国際刑事裁判所(ICC)に付託し、反人道的犯罪を行った責任者を制裁しなければならない」と国際社会と国連に勧告した。

また、国連憲章に明示されたR2P(Responsibility to Protect)によって、「北朝鮮政府が自国民を保護できないため、国際社会はこのような犯罪から北朝鮮住民を保護する責任がある」と明らかにした。R2Pは、特定国家が集団殺害、反人道的犯罪などから自国民を保護できない場合、国連が乗り出すという原則だ。

COIは、△食糧権の侵害、△政治犯収容所、△拷問と非人間的な待遇、△恣意的な拘禁処罰、△思想と表現の自由の侵害、△生命権の侵害、△移動の自由の侵害、△他国民の拉致、△北朝鮮の組織的で広範囲な人権侵害といった9つの調査の全分野で北朝鮮が反人道的犯罪を行ったと明らかにした。

米ニューヨークの国連本部関係者は、「国連の初の北朝鮮人権報告書として、国際社会が北朝鮮の人権侵害をこれ以上座視できないという『レッドライン』を引いたということに大きな意味がある」と述べた。