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「慰安婦漫画」に欧州が涙、日本の妨害に世界が憤る

「慰安婦漫画」に欧州が涙、日本の妨害に世界が憤る

Posted February. 03, 2014 08:16,   

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2日(現地時間)、フランス・アングレームで開幕されたアングレーム国際漫画祭の最大の争点は、韓国漫画企画展「散ることのない花」だった。

李賢世(イ・ヒョンセ)など19人の中堅漫画家が参加した企画展には、旧日本軍慰安婦被害者を扱った漫画やアニメーション25編が展示された。

日本の保守派団体や一部の漫画家は、開幕前日までアングレーム主催側に電話や電子メールで企画展の中止を要求した。日本政府も、フランス駐在日本大使館を通じて韓国企画展を再考するよう、主催側に圧力をかけた。

開幕前の先月29日には、趙允旋(チョ・ユンソン)女性家族部長官が参加してパリで開かれる予定だった「散ることのない花」の説明会が、アングレーム主催側の要請で当日中止となった。主催側が日本の圧力に屈して中止したという一部報道もあった。

しかし、フランク・ボンドゥ組織委員長は30日、異例にも韓国メディアとの共同記者懇談会を要請し、「パリで韓国だけが声を出すのではなく、アングレームで私たちと共に声を出そうという意味だ」と明らかにした。また、「慰安婦企画展を通じて過去の過ちを反省する機会にし、女性に対する暴力を終息させなければならない。そうしてこそ人類が進化する」と強調した。

企画展が開かれる間も日本の妨害は続いた。日本のある出版社は「慰安婦は存在しなかった」というプラカードを掲げたが、主催側によって撤去された。

しかし、真実の力は強かった。企画展には4日間で2万人近い人が訪れた。展示館には、元慰安婦被害者に送るメッセージを貼る「願いの壁」が設けられた。漫画祭の最終日には、貼りつける場所がないほど、英語、フランス語、中国語など各国の言語で書かれた応援メッセージで埋め尽くされた。「あなたの傷と痛みは私の傷と痛みです」「圧制に苦しめられているすべての人に代わって勇気を出してくださってありがとうございます」。

「散ることのない花」は、国境と言語を越えた漫画の力、文化コンテンツの力を新たに再認識させた。しかし、アングレームは始まりにすぎない。「願いの壁」に貼られたある応援のメッセージが心に深く残った。「これは私たち皆の話です。これで終わらせてはならない」。