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済州にある金第1書記の祖父の墓、報道受け子孫が移した

済州にある金第1書記の祖父の墓、報道受け子孫が移した

Posted January. 30, 2014 03:21,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の母方の祖父の墓がメディアの報道で確認された翌日29日に消えた。

東亜(トンア)日報が同日、住民の情報提供を受けて、済州市奉蓋洞(チェジュシ・ポンゲドン)の耽羅高氏の家族墓地を訪れると、金第1書記の生母である高英姫(コ・ヨンヒ)の父コ・ギョンテク(1913〜1999)氏の墓(遺骨のない墓)がなくなっていることが確認された。

この墓にあった横40センチ、縦30センチの墓碑だけでなく、境界石と平葬墓の上の砂利もすべてきれいに片づけられた状態だった。墓があった場所は土で埋められていた。残り13基の墓はそのまま残っている。

付近の住民の通報で捜査を行った警察は、墓碑石を子孫の1人が片付けたことを確認した。警察は墓碑が保管されている場所も確認したという。金第1書記の母方の祖父の墓が存在することがメディアに報道されて波紋を呼んだため、墓碑を片づけたものと見ている。実際、2012年にコ・ギョンテク氏の墓を作った時、子孫の間では作るかどうか意見が分かれたという。

警察関係者は、「親戚間で墓をたてた時から賛否の意見があったが、メディアの報道で金第1書記の母方の祖父の墓が世間に知れ、被害を受けることを恐れて墓碑を別の場所に移したと見える」と話した。

墓を傷つける行為は、刑法上墳墓発掘罪に当たり5年以下の懲役に処されるが、警察は墳墓毀損と見ることはできないとして捜査を拡大しない考えだ。

この墓地は、コ・ギョンテク氏の実兄で金第1書記の外従祖父にあたるコ・ギョンチャン氏が1987年、畑2080平方メートルを買い取り、家族墓地にした。コ・ギョンチャン氏は、「耽羅高氏新星岳派興祥公系家族墓地」という碑石をたて、あちこちにあった家族の墓を集めて14基の墓を作った。