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大韓民国の「水都」仁川の夢

Posted January. 13, 2014 03:18,   

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ソウル江南(カンナム)からソウル外郭循環高速道路に乗って約1時間で行ける仁川(インチョン)松島(ソンド)国際都市に海の趣が感じられる人工海辺(海水浴場)が造成される。東側の海岸には松島干潟などでよく観察される希少鳥類のクロツラヘラサギの代替棲息地を造成して、首都圏を代表する生態観光地にする。仁川経済自由区域庁は松島国際都市でこのような内容の「ウォーターフロント」造成事業を本格的に推進すると、12日、発表した。政府は昨年12月、経済自由区域委員会を開いて、ウォーターフロント開発推進と関連し、11工区の鳥類代替棲息地を既存の1.48平方キロから2.98平方キロへ2倍以上増やす土地利用計画の変更を承認した。

●都心で楽しむ「人工海辺」

松島国際都市に進入する松島3橋を越えて右側にあるキャンプ場。ここからわずか1キロ離れた6・8鉱区には海を埋めて作った73万1865メートル規模の湖が造成されている。最近、仁川経済庁が水質を検査した結果、2給水を維持している。ここに松島を代表するセントラル・ウォーターフロントが造成される。中核施設は1キロ長さの人工海辺と西海の夕日を眺めながらゆっくり歩ける海辺の散策路だ。閘門施設を利用して随時、海水を循環させて海水浴が可能な水質を維持する方針だ。

人工海辺の隣にはヨートに乗って、徳積島など仁川沖の島へ行けるヨート係留場など、マリーナ施設が設けられる。遊覧船の船着場や競艇場をはじめ、ホテルやショッピングモールなど商業および近隣生活施設も入る。

仁川はこれまで乙旺里(ウルワンリ)海水浴場など、一部の海辺を除いて、海を楽しめる空間が殆どなかった。しかし、仁川経済庁が松島国際都市の価値を高め、人口を流入させるため、水辺空間を作ってきちんとした国際都市が造成されるものと期待される。

●マリン教育など、体験空間を設置

ジャックニクラスゴルフクラブ近くの南側の水路(面積257万8600平方メートル)にはモーターボートやヨート、水上スキー、ウィンドサーフィンなど、多様な海洋レポーツを身に付けられる「マリンスポーツ教育施設」が設けられる。海辺沿いにアート・ストリートと屋外公演場も設けられる。釣り観光事業の活性化のためのフィッシングパークや緑の気候基金(GCF)誘致都市に似合う気候変化体験館も建てる。仁川経済庁は、長さ7.2キロ、幅500メートル規模の海サイドの南側の水路を20年までに完工する計画だ。

11工区の湖(面積33万6340メートル)の近くには水辺住居団地を造成する。米フロリダ・ベイサイドのようなマーケットプレイスも設置する。エコパークにはエコセンター、鳥類代替棲息地広報館、探査および眺望台、鳥類棲息地、生態公園などを造成して、クロツラヘラサギなど希少鳥類の様子をリアルに観察できるようにする。松島国際都市には約10年前に完工した幅60〜90メートル、長さ7キロの北側水路(面積278万4450平方メートル)がある。仁川経済庁は、北側水路と6・8工区の湖を連結し、南側水路と東側の海岸を連結して「ロ」字型の松島ウォーターフロントを完工する計画だ。

仁川経済庁のチ・チャンヨル開発計画総括課長は、「8月、基本実施設計用役をはじめ、来年下半期から本格的な工事に着手すると、松島が高付加価値都市になるだろう」と話した。