Go to contents

[オピニオン]グレンデール少女像、日本の目の上のこぶ

[オピニオン]グレンデール少女像、日本の目の上のこぶ

Posted January. 09, 2014 05:56,   

한국어

米カリフォルニア州のロサンゼルス郡に位置するグレンデール市には、韓国の日本大使館の前にあるのと同じ慰安婦を象徴する少女像が設置されている。昨年、この少女像が建設された時、韓国メディアに劣らず日本メディアも大きく報じた。朝日新聞は「慰安婦像、揺れる日系人」というタイトルで、カリフォルニア州で日系人より人口が多い韓国系のロビー力が強く、慰安婦に対する日系人の意見が分裂していると伝えた。

◆「慰安婦を強要したという証拠は一つもない」と白を切る日本政府は、慰安婦少女像の米国での設置に敏感に反応した。日本は、慰安婦問題を韓日両国間の論議とし、韓国側の主張は無視しようという戦略だ。平和の少女像は、慰安婦の動員を否定する日本政府を恥ずかしめている。中国政府は、ハルビン駅に伊藤博文を射殺した安重根(アン・ジュングン)義士の記念物を許可することを決めた。記念物は、標示石の設置から最近銅像建立に格上げされた。日本は国際社会からますます孤立しつつある。

◆先月、ホワイトハウスのホームページで「日本に対する憎悪を生む少女像を撤去してほしい」という撤去要請の署名集めが行われ、これまで約12万人の署名が集まった。ホワイトハウスの規定によると、いかなる請願であれ10万人以上が支持すれば関係当局は返答しなければならない。これに対して4日、「少女像を保護してほしい」という反対要請の署名集めが行われ、8日現在2万5000人の署名が集まった。

◆少女像の建設を主導した韓国人団体「カリフォルニア州韓米フォーラム」は、「ホワイトハウスの請願より、グレンデール市会議員に感謝の手紙を送ってほしい」と要請した。市の公園にどんな造形物を設置するかは連邦政府でなく市の管轄だ。昨年7月9日、少女像の建設を決めるグレンデール市議会の会議場に多くの日系人が傍聴席を占めて否決を求めたが受け入れられなかった。少女像建設案は賛成4、反対1で可決された。市議会(citicouncil@ci.glendale.ca.us)に感謝メールを送るのも良い方法だ。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com