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健康に過ごすための季節ごとの注意事項

Posted January. 06, 2014 03:25,   

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2014年の甲午(きのえうま)年は「青馬」の年と呼ばれる。甲は青を、午は馬を象徴するためだ。古くから青馬は強い躍動性を象徴した。走る青馬の気性のように多くの人が活気に満ち希望に満ちた新年を送ることを願う。良い新年を迎えるために何といっても健康維持が欠かせない。韓国は四季が明確なので季節に合った健康管理が必要だ。四季別にしばしば発生する病気や健康を害する要因、適切な対処法を調べてみた。

●春:ぜん息、アレルギー鼻炎が続出

春には、ぜん息やアレルギー鼻炎など呼吸器疾患の患者が増える。昼と夜の気温差が10℃以上あるうえ、突然暖かくなった気候の変化で体のリズムが一時的に混乱するためだ。

特に、中国からの黄砂が問題だ。統計庁の黄砂発生統計によると、2010年に25日間黄砂が続いたが、2012年には6日間発生し、日数は徐々に減っている。しかし、黄砂に含まれる微細なちりの危険性は中国内の大気汚染の影響で深刻だ。

微細なちりは、心臓・肺疾患を誘発するため身体に良くない。髪の毛の100分の1の大きさの「超微細なちり(2.5マイクロメートル未満)」は鼻や気管支から肺や心臓に入る。健康保険公団のビックデータを利用して2001年から2010年の心血管疾患の患者を分析した結果、大気中のちりの濃度が1立方メートル当たり1マイクログラム増加するたびに患者が入院する確率は1.26ポイントずつ増加した。

●夏:食中毒に注意し、強い紫外線は避けること

暑くなればなるほど猛威を振るう病気が食中毒だ。食中毒は、ブドウ球菌、赤痢菌、サルモネラ、ビブリオ菌などの菌に汚染された食べ物を食べた時に発生する。激しい腹痛、おう吐、下痢、発熱の症状が出る。特に下痢による脱水症状が危険だ。

多くの食中毒菌は高熱処理によって除去できるが、ブドウ球菌は100℃以上の熱湯で30分間加熱しても死なない。このため、冷蔵庫に入れていたからだとか沸騰させたからと安心するのは禁物だ。専門家たちは、食中毒を予防するには調理前や排便の後に必ず手を洗うなど衛生を徹底することが重要だと強調する。また、痛みやすい魚介類は夏や梅雨の時期には食べない方がいい。

梅雨が終わった7、8月の真夏には、紫外線の副作用に悩む患者が増える。老人、糖尿病、低血圧などの慢性疾患の患者は、日射病や熱射病などの疾患に特に注意しなければならない。死にいたるほど危険性が高いためだ。突然倒れることを防ぐためにも、常に体内に水分を補給しなければならない。

紫外線による日焼けも注意が必要だ。外出時には顔に日焼け止めを塗るのがいい。サングラスや帽子を着用する習慣も身につけよう。

●秋:秋の発熱性疾患に注意

秋に最も憂慮される疾患は流行性出血熱、ツツガムシ、レプトスピラなど発熱性風土病だ。高熱や頭痛といった疲労や、せき、おう吐、腹痛などの症状が起こる。場合によっては命にかかわることもある。

昨年、マダニ媒介性の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の恐怖が韓半島を襲った。疾病管理本部によると、2013年度末までに全国で35人がこの病気にかかったことが確認された。このうち死者は7人で致死率が20.0%に達する。まだワクチンも開発されていない。

これだけでなく、秋は肌が敏感な人が苦しむ季節だ。空気が乾燥するため、乾せんやアトピーなどの皮膚疾患が増える。肌の乾燥がひどい人は、ぬるま湯でシャワーをし、シャワーの後に保湿剤をたっぷり塗るのがいい。

●冬:心臓・脳血管疾患が急増

気温が下がる冬には免疫力が弱い高齢者の健康が最も心配だ。「冬に亡くなる人が多い」と理由もなく言われるわけではない。冬に最も多い病気は心臓・脳血管疾患だ。命にかかわる疾患だ。寒さで血管が収縮し、突然血圧が高くなるためだ。普段血圧が高い人は血圧の薬を服用したり、酒、辛い食べ物の摂取を減らす。また、普段から適度な有酸素運動をするのがいい。ただ、寒い野外で長時間無理をすることは避ける。速歩とジョギングを並行し、軽く30分から1時間、1週間に3回程度の運動がお勧めだ。